ホクホクとしたさつまいもが食べたい!POPやのぼり旗などで焼き芋をみたときに食べたくなる!という方は必見です。
近年、蜜芋ブームでねっとり系、しっとり系が人気が高くなっています。
でもやっぱり、昔ながらのホクホク系さつまいもが、おいもらしくて一番好きという声を多く聞きます。
ホクホクとした食感のさつまいもには、紅あずまや高系14号などの品種が挙げられます。
今回は、ホクホクが特徴のさつまいもの品種や焼き芋を美味しく作る方法などを紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
1.ホクホクが特徴のさつまいもの種類とは?おすすめの品種も紹介!
さつまいもには紅あずまや高系14号など、さまざまな品種があります。
甘さ控えめでホクホク系のさつまいもは、昔ながらの風味を求める方に人気があります。
焼き芋や天ぷら、煮物など、さまざまな料理にぴったりです。
ここでは、ホクホク系の特徴を持つおすすめのさつまいもの品種を紹介しています。
それぞれの品種の特徴や味の違い、用途に合わせたさつまいも選びが楽しくなるでしょう。
さつまいもの品種については、こちらの関連記事でも紹介しています。
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1-1.鹿児島県の「種子島紫」
種子島紫は、1998年に品種登録されたさつまいもです。
鹿児島県種子島で育てられている紫色が特徴的。ポリフェノールの一種である、アントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用が期待される品種になります。
また、健康志向の方にも注目されています。
甘みはやや控えめですが、加熱することで風味が増し、和菓子屋スイーツの加工にもおすすめです。
1-2.関東地方で人気の「紅あずま」
紅あずまは1984年、関東859に黄金千貫(コガネセンガン)を交配しできた品種です。
主に関東地方で人気のある品種で、現在もっとも多く流通しているさつまいもです。
皮の色は少し紫がかった濃い赤色をしており、果肉の色は黄色。上品な甘味で繊維質、水分が少なく、口の中でほろりとほどける粉質です。
1-3.西日本で人気の「高系14号」
高系14号は1945年、高知県農事試験場で早掘り用品種として選抜育成された品種です。
主に中部以西から西日本で多く作られています。
果皮の色は赤みが強くやや厚みがあり、果肉は生の状態ではクリーム色。
糖度が高く粉質で、加熱すると黄色くホクホクとした甘い芋になります。
1-4.高系14号から改良されたオリジナル品種
高系14号をベースに改良された、さつまいもも数多くあります。
1-4-1.徳島県の鳴門金時
鳴門金時は、徳島県鳴門市周辺で栽培されている代表的なさつまいもです。
鮮やかな紅色の皮とほんのり黄身がかった中身が特徴で、ホクホクとした食感と上品な甘さがあり、鳴門の砂地で育つものは品質が高く全国的にも高い評価を得ています。
焼き芋にするとスイーツのように甘く、見た目も味もバランスがよく、家庭料理から贈答用まで幅広く親しまれています。
ビタミンCや食物繊維も含まれており、美味しさと健康の両立が魅力的です。
1-4-2.石川県の五郎島金時
五郎島金時は、高系14号の選抜品種として石川県で育成された加賀伝統野菜にも認定されているさつまいもです。
主に、金沢市の五郎島地区・内灘砂丘など水はけの良い砂丘地で栽培され、ホクホクとした食感としっとりとした甘みが魅力的です。
鮮やかな紅色の皮と淡黄色の中身が美しく、「焼き芋」や「天ぷら」、「スイーツ」など幅広い料理に活躍します。
腹持ちもよく、ダイエット中のおやつにもぴったりです。
贈答用としても高い人気があります。
1-4-3.宮崎県の宮崎紅
宮崎紅は、温暖な気候と日照時間の長さに恵まれた、南国・宮崎の太陽をたっぷりと浴びて育つ南国ならではの甘みとコクを持ったさつまいもです。
宮崎の土壌は水はけがよく、病害虫にも強いことから、安定した品質のさつまいもが収穫できるのが特徴です。
見た目の美しさと食味のバランスに優れ、全国でも注目されています。
近年は、スイートポテトや焼き芋スイーツなど加工品にも活用される機会が増えています。
地域ブランドとしての知名度も高まってきており、手軽に美味しく、そして体にもうれしい日常使いにとても最適なさつまいもです。
1-4-4.鹿児島県の紅さつま
紅さつまは、鹿児島県を代表するさつまいもで、温暖な気候と火山灰を含むシラス台地の土壌という恵まれた環境で育ちます。
外皮は鮮やかな紅色、中身はやや黄白色で、加熱するとやさしい甘さが引き立ちます。
「焼き芋」「天ぷら」「大学いも」など、さまざまな料理にもおすすめです。
収穫後に適度に貯蔵することで糖度が増し、より甘くなるのも特徴です。
形が整って見た目も美しく、贈答用や業務用にも多く利用されています。
県内では家庭用はもちろん、給食や加工品にも多く使用されており、鹿児島県の食文化を支える重要な農産物です。
まさに土地の恵みが詰まった逸品といえます。
2.ホクホク食感の甘みあっさりさつまいも!おすすめの品種は?
さつまいもには前述したようにさまざまな品種があり、甘さや食感が異なります。
ここでは、ホクホクとした食感が楽しめ、甘さ控えめであっさりした味わいが好みの方にぴったりな品種を厳選しました。
日常の料理やおやつにも使いやすいおすすめのさつまいもです。
和洋問わず様々な調理法に合うのもポイント。健康志向の方や食べやすさを重視する方にもピッタリです。
砂糖に頼らない自然な甘みは体にも優しく、毎日の食事にもおすすめです。
ぜひ、お気に入りの品種を見つけてください。
2-1.黄金千貫
黄金千貫は、主に焼酎の原料や加工用として広く利用されている品種です。
見た目は皮が白く、果肉は淡い黄色。食感はホクホクとしており、加熱するとしっとりとした舌触りを楽しめます。
甘さ控えめで、あっさりとした風味のため、スイーツよりも揚げ物や煮物などに向いています。
油との相性も良いため天ぷらやフライにしても美味しく、調味料の味がしっかり染み込むのも魅力的。甘さが控えめなので、料理の主役にも脇役にもなれる万能型のさつまいもといえます。
さつまいもチップスやかりんとうの原料としても使われることがあり、軽やかな食感に仕上がります。
煮物や炒め物、天ぷらなどのおかず系の料理にもおすすめです。
甘いさつまいもや甘さ控えめが好きな大人世代にも好まれます。
2-2.パープルスイートロード
パープルスイートロードは、見た目の鮮やかさと食べやすさを兼ね備えた紫芋の一種です。
皮も中身も濃い紫色でアントシアニンを含み、抗酸化作用が期待されるなど健康面でも注目されています。
この品種はしっとり&なめらかで、甘みもほどよく上品です。
蒸したり、焼き芋にしても美味しく、裏ごししやすいためスイーツにもおすすめ。紫色が鮮やかに残るのでケーキやスムージー、アイスクリームなどに使うと見た目も華やかです。
おいしさと彩り、栄養価も兼ね備えた「バランスのよい紫芋」といえる一品。スイーツ好きにおすすめなのが、スイートポテトやタルト、プリンなどに使えば、自然の色合いがそのまま映える美しい仕上がりになります。
3.簡単にホクホクの焼き芋を作る方法は?
焼き芋=手間がかかると思っていませんか?
甘くてホクホクの焼き芋を、自宅で簡単に作れたら嬉しいですよね。
実は家庭でも驚くほど簡単に、ホクホクで甘みたっぷりの焼き芋が作れます。
ここでは、初心者でも失敗しにくい簡単&時短の焼き芋レシピをご紹介します。
レンジやオーブン、圧力鍋を使った方法を下記にまとめました。
おうちで手軽に焼き芋作りを楽しみましょう。
ねっとりホクホクで美味しい焼き芋のレシピと作り方は、こちらの関連記事でも紹介しています。
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3-1.レンジを使用する場合
焼き芋を食べたいけど、オーブンでじっくり焼く時間がないという方は、電子レンジを使うのがおすすめです。
レンジ調理でも、ちょっとしたコツを抑えるだけでホクホク甘い焼き芋風に仕上がります。
忙しい日でも手軽に作れるので、おやつや朝食にもおすすめです。
3-1-1.簡単ホクホクふかし芋
さつまいもをよく洗い、ぬらしたキッチンぺーパーで包み、その上からラップで包みます。
200Wで約15分ほど電子レンジで加熱し、中心の太い部分に箸がすっと入ったら出来上がりです♪
3-1-2.時短ホクホクふかし芋
さつまいもをよく洗い、ぬらしたキッチンぺーパーで包み、その上からラップで包みます。
700Wで2~3分→200W、10分加熱→そのまま蒸らして出来上がりです♪
3-1-3.裏ワザで焼き芋
レンジで加熱したふかし芋をフライパンで表面に焦げ目をつけると、裏ワザ簡単!本格的な焼き芋になります。
3-2 オーブンを使用する場合
オーブンを使用してホクホクのさつまいもにしたい場合の手順を下記にまとめました。
- さつまいもをよく洗う。
- アルミホイルで包む。
- 160℃のオーブンで60~90分焼く。(途中で上下をひっくり返す。)
ホクホクしつつ、ねっとりとした焼き芋になります。
※水洗い後、濡らした新聞紙で包んだ後アルミホイルを巻いて焼くと、よりホクホクした焼き芋に仕上がります。
3-3 圧力鍋を使用する場合
圧力鍋を使用して、ホクホクのさつまいもにする手順を下記にまとめました。
- さつまいもをよく洗う
- 蒸し台にのせ、水を200mlほど加えて加圧。
加圧10分後、自然に圧力が下がったら出来上がりです♪
※さつまいもの重量、太さにより加熱時間が多少異なります。
まとめ
今回は、ホクホクが特徴のサツマイモの品種と調理方法などをまとめました。
オリジナル・ブランドさつまいもが開発・改良され、多種多様なさつまいも。蜜たっぷりのねっとり系も美味しいですが、定番のホクホク系品種は繊維が少なくキメ細やかで、ほろり・しっとりとした甘い焼き芋になります。
あなたのお好みの焼き芋を探してみてはいかがでしょうか。
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近年、蜜芋ブームでねっとり系、しっとり系が人気が高くなっています。
でも、やっぱり、昔ながらのホクホク系さつまいもが、おいもらしくて一番好きという声を多く聞きます。
今回は、ホクホクが特徴のさつまいもの種類と、焼き芋を美味しく作る方法について紹介します。
1.ホクホクが特徴のさつまいもの種類
1-1.東の「紅あずま」
1984年 「関東859」に「コガネセンガン」を交配し出来た品種。
主に関東地方で人気のある品種で、現在もっとも多く流通しているさつまいもです。
皮の色は少し紫がかった濃い赤色をしており、果肉の色は黄色。
上品な甘味で繊維質、水分が少なく、口の中でほろりとほどける粉質です。
1-2.西の「高系14号」
1945年 高知県農事試験場で早掘り用品種として選抜育成された品種。
高系14号は主に中部以西から西日本で多く作られています。
果皮の色は赤みが強くやや厚みがあり、果肉は生の状態ではクリーム色。
糖度が高く粉質で、加熱すると黄色くホクホクとした甘い芋になります。
1-3.改良品種
徳島県の「なると金時」、石川県の「五郎島金時」、宮崎県の「宮崎紅」、鹿児島県の「べにさつま」などは、高系14号から改良されたオリジナル品種で、食感もホクホク系です。
2.簡単にホクホクの焼き芋を作る方法
2-1.レンジを使用する場合
2-1-1.簡単ホクホクふかし芋
・さつまいもをよく洗い、ぬらしたキッチンぺーパーで包み、その上からラップで包みます。
・200Wで約15分ほど電子レンジで加熱し、中心の太い部分に箸がすっと入ったら出来上がり♪
2-1-2.時短ホクホクふかし芋
・さつまいもをよく洗い、ぬらしたキッチンぺーパーで包み、その上からラップで包みます。
・700W 2~3分→200W 10分加熱→そのまま蒸らして出来上がり♪
2-1-3.裏ワザで焼き芋
・レンジで加熱したふかし芋を、フライパンで表面に焦げ目をつけると、裏ワザ簡単 本格的な焼き芋に。
2-2 オーブンを使用する場合
・さつまいもをよく洗い、アルミホイルで包む。
・160℃のオーブンで60~90分焼く。(途中で上下をひっくり返す。)
ホクホクしつつ、ねっとりとした焼き芋になります。
※水洗い後、濡らした新聞紙で包んだ後アルミホイルを巻いて焼くと、よりホクホクした焼き芋に仕上がります。
2-3 圧力鍋を使用する場合
・さつまいもをよく洗い、蒸し台にのせ水を200mlほど加えて加圧。
・加圧10分後、自然に圧力が下がったら出来上がり♪
※さつまいもの重量、太さにより加熱時間が多少異なります。
まとめ
オリジナル・ブランドさつまいもが開発・改良され、多種多様なさつまいも。
蜜たっぷりのねっとり系も美味しいが、定番のホクホク系品種は繊維が少なくキメ細やかで、ほろり・しっとりとした甘い焼き芋になります。
あなたのお好みの焼き芋を探してみてはいかがでしょう?