さつまいもの食べ過ぎで糖尿病になるのは嘘!予防に食べるコツと注意点を解説

さつまいもの食べ過ぎで糖尿病になるのは嘘!予防に食べるコツと注意点を解説

さつまいもを食べ過ぎても、糖尿病になることはありません。糖尿病は食事・運動・遺伝など複数の要因が絡み合って発症する病気で、さつまいもだけが原因になることはないためです。

ただし、糖質の多い食べ方を続けると血糖値管理が難しくなることはあります。この記事では、糖尿病とさつまいもの正しい関係、予防のためにさつまいもを食べるコツを解説します。

1.結論!さつまいもの食べ過ぎだけでは糖尿病にはならない

糖尿病

1-1.糖尿病とはどのような病気?

糖尿病は簡単に言うと血糖値が上がった状態でうまく体内に取り込めない病気です。

糖尿病は大きく分けて1型糖尿病と2型糖尿病があります。

1型糖尿病は血糖値を下げる役割であるインスリンが全く又はほとんど作ることが出来ない病気で、自己免疫系の疾患がほとんどです。

2型糖尿病はインスリンの分泌低下や感受性の低下による病気で、遺伝的要因と生活習慣が絡み合って発症する生活習慣病のひとつと言われており、糖尿病患者全体の9割以上が2型糖尿病と言われています。

出典:厚生労働省『生活習慣病予防のための健康情報』

1-2.糖尿病になる原因とは?

1型糖尿病とは異なり、2型糖尿病は生活習慣病のひとつと言われるほど発症率が高い病気です。

その原因は食事・運動・生活習慣等様々で、1つの要因が必ずしも糖尿病を引き起こすわけではありません。

日々の生活習慣と遺伝的要因によって糖尿病の発症リスクが高まるといわれています。

1-3.【糖尿病の発症】さつまいもを食べ過ぎたからではない

糖尿病の発症はさつまいもを食べすぎたことによってなることは無いです。

先ほども記載した通り、1つの要因によって糖尿病が発症するわけではありません。

しかし、その中でも、食生活で糖尿病が発症しやすい食事とは甘いものをたくさん食べたり、ジャンクフードなどの偏った食事を長期的に摂取する生活をおくっている方は危険性が高いといえるので、日々の食生活からバランスの良い食事を心がけましょう。

2.さつまいもを食べて糖尿病を予防しよう!

2-1.【糖尿病の予防】食生活の改善が重要

食の欧米化

糖尿病の原因の一つとして肥満があります。

肥満の原因も多種多様ですが、その一つとして食の欧米化があげられています。

ファストフードの参入とともに油脂の摂取が多くなったからではないかと考えられています。

なので、糖尿病の予防にはバランスのいい食事を心がけ標準体重を維持することが大切です。

2-2.さつまいもを取り入れて身体の中から体質改善

体質改善

さつまいもには食物繊維が2種類含まれており、食物繊維は腸内環境改善が見込まれる栄養素です。

腸内環境を改善すると腸内菌のバランスがよくなり太りにくい体質を手に入れることが出来るといわれています。

では、さつまいもをどれくらい食べればいいか?という疑問が生まれてくると思います。

一番わかりやすいのが1日1食だけ主食をさつまいもに置き換えるというのがおすすめです。

主食をパンやパスタにしている人から考えるとカロリーダウンはもちろんのこと、

さつまいもは低GI食品ともいわれているため、体内に入ったときに血糖値を大幅に上げることなくゆっくりと吸収されるので、腹持ちがいい食品とも言えます。

2-3.間食するならお菓子より断然さつまいも

蒸しいも

糖質の量をさつまいもとお菓子で比較してみましょう。

食品 糖質 エネルギー
やきいも 35.5g 163kcal
蒸しいも 29.6g 134kcal
大福 50.3g 235kcal
どら焼 55.6g 284kcal
せんべい 82.3g 373kcal
みたらし団子 44.9g 197kcal
あんパン 47.5g 280kcal
クリームパン 40.2g 305kcal
メロンパン 58.2g 366kcal
ショートケーキ 43.0g 327kcal
チーズケーキ 23.1g 318kcal
ドーナツ 59.0g 375kcal
ポテトチップス 50.5g 554kcal
アーモンドチョコレート 37.2g 583kcal
ミルクココア 74.9g 412kcal

出典:文部科学省『日本食品標準成分表(八訂)増補』

 

このように、いつも食べているお菓子は糖質量が多いことが分かりますね。

さつまいもよりも糖質量が少なくてもカロリーが高いなど総合的に見ても体への吸収される内容は異なりますね。

同じ量をおやつとするときはさつまいもを食べるのがおすすめです。

でも、さつまいもも食べすぎはよくないので1日200g以内を目安として食べるようにしましょう。

3.糖尿病予防におすすめレシピ

日々の食生活を見直すと、主食と主菜だけになってしまっていることはありませんか?

何品も作るのは大変かと思いますが汁ものを1品いつもの食事にプラスすることで、腹持ちがよくなり間食が減り野菜をたくさん摂れるのではないでしょうか?

そこで本日は具沢山なさつまいもの豚汁のレシピをご紹介します。

3-1.ごろごろさつまいもの豚汁

3-1-1.材料(2人分)

○さつまいも ・・・1/2本
〇豚肉・・・150g
〇にんじん・・・1/4本
〇ごぼう・・・1/4本
〇こんにゃく・・・1/2袋
○ごま油・・・大さじ1
○塩コショウ・・・少々
〇和風顆粒だし・・・1袋
〇水・・・500ml
★酒・・・大さじ2
★みりん・・・大さじ1
★しょうゆ・・・小さじ1
○みそ・・・大さじ2
○刻みネギ・・・お好みで
○一味唐辛子(または粉山椒)・・・お好みで

3-1-2.手順

①さつまいもは水でよく洗い、皮ごと約1.5cm幅の輪切りにし、水に10分ほどさらしておく。
にんじんは水で洗ってから皮をむいて、いちょう切りにする。
ごぼうは、タワシでこすって水洗いをしてから斜め切りをする。

②こんにゃくは塩もみ(塩は分量外)してから、食べやすい大きさに切っておく。

③①のさつまいもとにんじん、ごぼうを耐熱皿に入れてラップをして電子レンジで600wで5分加熱する。

④鍋にごま油を入れ中火で豚肉を炒め塩コショウをしておく。

⑤豚肉の色が白く変わったら②と③と★を加えて中火で4〜5分煮る。

⑥野菜が柔らかくなったら弱火にしてみそを溶き入れひと煮立ちすれば出来上がり!

⑦お好みで刻みネギと一味唐辛子、又は粉山椒を加えれば出来上がり!

3-1-3.コツ

煮込むとやわらかくなるまで時間のかかるごぼう、にんじんも電子レンジで温めると煮込む時間が短く済みます。

さつまいもは煮崩れしやすいので長時間煮込むのではなく、電子レンジで加熱しておくことで時短&きれいに仕上がります!

4.糖尿病患者(糖尿病予備軍)もさつまいもを食べてOK!

OK!

糖尿病予備軍の方はさつまいもを食べても問題ありません。

しかし、量と調理法には気を付けて食べていきましょう!

4-1.食べても大丈夫なさつまいもの量は?

境界型の糖尿病の方すべてに当てはまるわけではありませんが、1食あたり20〜40gに抑えるとよいといわれています。

さつまいもは100gあたりが糖質30g程度なので100g程度の摂取に抑えるのがいいでしょう。

これは、あくまで参考の量なので皆様の症状に合わせてお医者様に相談しましょう。

4-2.気を付けて!糖質の増減に関わるさつまいもの調理法

・・・参考7訂食品栄養成分表

調理法 糖質 エネルギー
焼き芋 35.5g 163kcal
蒸し芋 29.6g 134kcal
天ぷら 35.3g 221kcal

出典:文部科学省『日本食品標準成分表(八訂)増補』

糖尿病には糖質のほかにカロリーも重要になってきます。

焼き芋は糖度を高める焼き方をしてしまうので糖質がアップしてしまいます。

なので、一番おすすめは蒸しいもということが分かりましたね。

さつまいもだから天ぷらをいくら食べてもOKというわけではないので、量と調理法には気を付けてさつまいも料理を楽しんでいただければと思います。

≪糖質について詳しくはこちら↓≫

さつまいもは糖質制限中に食べても大丈夫?さつまいもに含まれている糖質について解説!

5.さつまいもと糖尿病に関するよくある質問

5-1.さつまいもを毎日食べても大丈夫?

大丈夫です。1日200g以内を目安に、蒸し芋などの調理法を選べば、血糖値を急上昇させにくい食べ方ができます。ただし、糖尿病治療中の方は、食事量の変更前に医師または管理栄養士に相談してください。

5-2.糖尿病予備軍がさつまいもを食べるなら何グラムまで?

1食あたり100g程度が目安といわれています(境界型の方すべてに当てはまるわけではありません)。あくまで参考の量のため、自分の症状に合わせて医師に相談しましょう。

5-3.さつまいもとジャガイモ、血糖値が心配ならどっち?

さつまいもの方が向いています。さつまいもは低GI食品といわれ、血糖値を上げにくいゆっくり吸収される炭水化物です。ジャガイモはGI値が高めのため、血糖値が気になる方はさつまいもを選ぶのがおすすめです。

5-4.血糖値が高いとき、さつまいものおすすめの調理法は?

蒸し芋がおすすめです。糖質29.6g(100gあたり)と焼き芋の35.5gより少なく、加熱による糖質の上昇を抑えられます。天ぷらはカロリー221kcalと高くなるため避けましょう。

まとめ

  • さつまいもを食べ過ぎても糖尿病になることはない。発症は複数要因が絡み合った結果
  • 糖尿病の9割以上は2型。食事・運動・生活習慣と遺伝的要因でリスクが高まる
  • 予防にはバランスのいい食事と標準体重の維持が大切
  • さつまいもは低GI食品で腹持ちがいい。1日1食の主食置き換えがおすすめ
  • 間食はお菓子よりさつまいも。1日200g以内を目安に
  • 糖尿病予備軍は1食100g程度が目安。調理法は蒸し芋がおすすめ
  • 治療中の方は、食事変更前に必ず医師・管理栄養士に相談を

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスを代替するものではありません。健康に不安がある方、持病のある方(糖尿病を含む)は、食生活の変更前にかかりつけの医師または管理栄養士にご相談ください。