さつまいもの栽培に重要なのは雑草対策!除草をするタイミングはいつ?

さつまいもの栽培に重要なのは雑草対策!除草をするタイミングはいつ?

さつまいもは家庭菜園でも人気の作物。手間をかけずに栽培できるので、初心者や子どもにもおすすめです。

こまめに手入れをしなくてもある程度は収穫できるさつまいもですが、ツルに混ざって雑草が出てきてしまうと気になりますよね。

そこで今回は、さつまいもの栽培で最も大切といっても過言ではない雑草対策について、除草のタイミングなどをくわしくご紹介します。

1.さつまいもの栽培での失敗原因の1位は雑草管理

気軽に栽培できるさつまいもですが、掘ってみると「思ったよりも小さい」「甘さがイマイチ」なんてことも。

満足のいくさつまいもが栽培できない原因の多くは「雑草」。

多少雑草が出てきても、すぐに草取りをすれば問題ありません。

しかし、さつまいものツルと同化してしまうくらい大量の雑草が生えてしまうと、ツルと絡まってしまい手が付けられなくなってしまうのです。

雑草が生い茂ると、日当たりが悪くなるため、さつまいもが小さくなり、糖分を蓄えることができません。

さらに、風通しも悪くなり、カビが生えたり、病気・害虫も発生したりするため、雑草管理は重要なのです。

さつまいも 雑草

2.さつまいもの雑草を除草するタイミングはいつ?

さつまいもの雑草を除草するタイミングは、植え付けてから1ヶ月後まで。

1ヶ月以上経つと、茎や葉が一気に成長をするため、雑草とツルが同化してしまいます。

最初のうちにこまめに除草しておくと、雑草も大きくないため簡単に抜けて、重労働には感じません。

ツルが伸びれば、雑草が生える心配はほとんどなくなります。雑草がなければさつまいもの葉にたくさん太陽の光があたるので、大きく甘いものが収穫できるのです。

3.さつまいもに多い病気・害虫と対策

さつまいもは病気や害虫に強い作物のため、無農薬でも育てやすいですが、被害にあう可能性もあります。

さつまいもに多い病気や・害虫を見ていきましょう。

3-1.さつまいもに多い病気・害虫

さつまいもに多い病気は、うどん粉病・つる割れ病・黒斑病・紫紋羽病などです。害虫はアブラムシやヨトウなど、葉を食べる害虫は多く見られますが、さほど心配はありません。

センチュウやコガネムシ、ハムシは根を食べるため注意が必要です。

3-2.病気や害虫の対策

さつまいもを病気や害虫の被害から守るには、やはり除草作業が大切です。

除草作業をすることで、風通しがよくなり、害虫の住み家にならずに済みます。

また、防虫ネットを活用するのもおすすめ。根を食べる虫たちの被害を防ぐことができますよ。植え付け前に、土壌消毒をするのも効果的です。

さつまいも 雑草

まとめ

さつまいもは放っておいてもたくましく育つ作物ですが、大きさや味にこだわるのであれば、除草作業は欠かせません。

除草作業は、さつまいもを植え付けてから1ヶ月が勝負です。早めに行うことで、ツルが伸びてきたときに苦労せずに済みます。

無農薬でも除草作業をすれば、立派なさつまいもを収穫するのも夢ではありません。

最初にひと手間かけるだけなので、さつまいもを育てるときは、雑草管理をしっかりしてくださいね。