さつまいもの旬っていつ?旬を迎えたさつまいものおいしい食べ方も解説!

さつまいもの旬っていつ?旬を迎えたさつまいものおいしい食べ方も解説!

最近は、どんな野菜も年中スーパーで売っていますよね。

さつまいもの旬は秋!というイメージがあるかと思いますが、実はさつまいもが本当に美味しいのは秋〜冬だとご存知でしょうか。また、地域や品種によって収穫時期が違うので、美味しく食べれる時期もすこし異なってくるんです。

今回は地域別の旬の時期とおいしいさつまいもの見分け方をご紹介します!

1.さつまいもの旬は10月~1月

おいしいさつまいも

さつまいもは植え付けからおよそ4~5ヶ月目を目安に収穫を行います。地域や品種によって多少ことなるのですが、全国で収穫されるのは9月下旬~11月くらいに収穫されて、全国に送られています。

さつまいもの収穫時期について、くわしくはこちらの記事でも解説しているので参考にしてみてください。

さつまいもの収穫時期はいつ頃?品種別の収穫時期を解説

なので、9月下旬~11月がとれたてのおいしいさつまいも、かと思いきや、さつまいもの1番美味しい時期は収穫してすぐではありません!

寝かせて熟成することで、甘くて美味しいさつまいもに変化するので、採れたての美味しそうなさつまいもをもらっても、すぐに食べずに少しだけ我慢しましょう。

そのため、早くても10月から1月などの冬の期間にかけてが、本当に美味しく食べられるさつまいもの旬の時期なのです!

2.実は場所によって旬な時期が違う?

2-1.鹿児島県の場合

鹿児島県

鹿児島県で採れるさつまいもの旬の時期は9月~11月です。

鹿児島は、火山灰を多く含んだ水はけのよい土壌と温暖な気候に育まれて、全国の中でもさつまいもの旬は早く訪れます。

この旬の時期のさつまいもの品種は「黄金千貫」と呼ばれる品種で皮目が白く主に焼酎用として加工されます。

鹿児島のさつまいもの主な利用は、焼酎、デンプン、その他加工品用としての栽培が多く、全国のさつまいもの40%のシェアを占めています。

もちろん、青果用のさつまいもも多く栽培されており、有名な品種として「安納芋」などがあります。

2-2.茨城県の場合

茨城県

茨城県で採れるさつまいもの旬の時期は12月から2月です。

茨城県は鹿児島に次いで2番目の生産量を誇る都道府県。

茨城はやきいもと干し芋用のさつまいもが有名で「紅あずま」や「紅はるか」といった品種が有名です。

この2品種は甘くしっとりとしているのが特徴なので、近年人気のしっとり系やきいもには最適な品種ですね。

特に、茨城県行方市のさつまいものクオリティは高く青果としても加工用としても高い品質を持っています。

2-3.宮崎県の場合

宮崎県

宮崎県で採れるさつまいもの旬の時期は10月~1月です。

宮崎県は収穫量は全国で4位です。

鹿児島と宮崎でこんなにも旬の時期が異なるのはなぜかと思う方もいらっしゃるかと思います。

これは、加工用ではなく青果用に流通される「紅はるか」系の品種だと宮崎ではこれくらいの時期が食べごろと言うことです!

加工用だと熟成させないことも多く早くその旬を迎えるということですね。

3.おいしいさつまいもの選び方のポイント

3-1.皮の色味・表面がきれいなもの

おいしいさつまいもは、皮の色が均一。品種によって色は多少異なりますが、ツヤがあり鮮やかな色をしているさつまいもを選びましょう。

表面に傷や斑点があるものは、傷んでいる可能性があるので気をつけてください。

3-2.太くて重量感があり、ひげ根が少ないもの

重量感があるふっくらとしたさつまいもは、みずみずしくおいしいといわれています。

また、ひげ根は少ない方がおすすめ。固いひげ根があるさつまいもは、繊維質で筋張っている可能性が高いです。

さつまいも

4.旬のさつまいもを使ったおいしい焼き芋の作り方

旬のおいしいさつまいもを焼き芋にして食べたいという人は多いのではないでしょうか。スーパーやコンビニでも手に入りますが、実は自宅でも焼き芋は簡単に作れます。

オーブンレンジ・炊飯器・電子レンジで焼き芋を作る方法を見ていきましょう。

4-1.オーブンレンジで作る焼き芋

焼き芋をオーブンレンジで作る場合は、オーブンを200℃で予熱します。

さつまいもをきれいに洗ったら、アルミホイルを敷いた天板に乗せ、200℃で20分焼いたら、ひっくり返してさらに20分焼きます。
一番太い部分に竹串がすっと通れば完成です。

オーブンレンジで作るときのポイントは、さつまいもをアルミホイルや新聞紙で包まないこと。包んでしまうと蒸したような状態になってしまいます。

オーブンレンジを使ったくわしい調理方法はこちらもご覧ください。

さつまいもをオーブンレンジで美味しい焼き芋にする方法

4-2.炊飯器で作る焼き芋

焼き芋を炊飯器で作る場合は、水の量によって食感を調整することができます。比較的ねっとりとした焼き芋が好きな人は、炊飯器がおすすめです。

さつまいもをよく洗い、皮付きのまま炊飯器に入れ、水をさつまいもの半分くらいの高さまで入れます。

このとき、ねっとり系が好きな人は少し水を多めに、反対にホクホク系が好きな人は少し減らすといいでしょう。

あとは、玄米モードで炊飯するだけ。仕上げにオーブントースターで焼くと、甘味が増しますよ。

炊飯器を使ったくわしい調理方法はこちらもご覧ください。

炊飯器で簡単ねっとりおいしい焼き芋の作り方

4-3.電子レンジで作る焼き芋

焼き芋は電子レンジでも作ることができます。オーブン機能がなくても、おいしい焼き芋が作れますよ。

さつまいもをよく洗い、濡らしたペーパータオルで全体を包みます。さらに上からラップでしっかりと包んでください。

電子レンジ600Wで1~2分加熱した後、200Wで8~10分ほど温めます。200Wの設定がない場合は、解凍機能を使用してもOK。

ラップとペーパータオルを外し、一番太い部分に竹串がすっと通れば完成です。固い場合は、もう一度ペーパータオルとラップに包み、200Wで30秒ずつ加熱をして様子をみましょう。

くわしい調理方法はこちらもご覧ください。

電子レンジでかんたん!さつまいもの甘みを引き出す焼き芋の作り方

まとめ

さつまいもの一般的な旬は10月~1月。9月から収穫は始まりますが、少し寝かせてからの方が、さつまいもの甘味が増すため、10月~1月といわれています。

地域によっても収穫時期や旬は異なるので、気になるさつまいもの品種があるときは、確認してみるといいでしょう。

旬といっても、すべてのさつまいもがおいしいわけではありません。

おいしいさつまいもは、色が均一で皮がきれいです。また、持ったときに重量感があります。見極められるように覚えておきましょう。

さつまいもは加工品や味付けをしたものもおいしいですが、旬の季節はシンプルな調理で素材の味を楽しみたいもの。自宅でも焼き芋が作れるので、ぜひ試してみてくださいね。