できる限り自分でさまざまなものを作ってあげたいというママも多い、赤ちゃんの離乳食。
そろそろ野菜を始めてみようかなと考えている人におすすめの食材が「さつまいも」です。
今回は、さつまいもはいつから離乳食として食べられるのか、さつまいもを赤ちゃんに与えるときの注意点などをご紹介します。くわしいレシピもご紹介するので、ぜひ作ってみてくださいね。
目次
1.さつまいもは離乳食初期から食べられる
1-1.初期(5~6か月頃)
お粥やだしの離乳食に慣れてきたら、野菜にチャレンジ。さつまいもは離乳食初期から食べることができます。
初期のころは、柔らかく茹でる、または蒸したものをすりつぶし、赤ちゃんが飲みこみやすいように裏ごしするのがポイント。白湯やだしで伸ばしてペースト状にしましょう。
さつまいもは甘みがあるので、赤ちゃんにとっても食べやすい食材です。ベビースプーンひとさじ分から試してみましょう。
1-2.中期(7~8か月頃)
離乳食にも慣れ、飲みこめるようになってきたら、少しずつさつまいもの形を残すようにします。ペーストの中に少しだけ粒が残るくらいから始めましょう。
2~3mmのみじん切り、5mmほどの角切りと、様子を見ながら徐々に大きくしていきます。固さは大人がすぐに指でつぶせる程度を目安にしてくださいね。
1-3.後期(9~12か月頃)
赤ちゃんが大きめの角切りも舌でつぶして食べられるようになったら、さつまいもを1cmほどの角切りにして試してみてOK。
前歯が生えるまでは、歯茎でつぶせる固さにしましょう。前歯が生えてきたら、さつまいもを手で持てるスティック状にして、かじる練習をさせるといいですよ。
2.さつまいもの下ごしらえ・下処理のポイント
さつまいもを離乳食に使うときは、下ごしらえが重要。
さつまいもの端は繊維が多いので、なるべく中央部分を使用しましょう。また、皮も厚めに向くようにします。
アク抜きもしっかりと行いましょう。輪切りにして15分ほど水にさらし、何度か水を交換してにごらなくなったら、準備OKです。
さつまいもは、中央部分を使用して、柔らかく茹でても、繊維が多いものもあります。食べてみて繊維質が多く、口当たりがよくないときは、お粥や他の野菜と混ぜるなど工夫しましょう。
電子レンジで加熱する場合
さつまいもを電子レンジで加熱する場合は、皮をむきアク抜きをし、1~2cmほどの輪切りにします。
耐熱容器にさつまいも(2~3枚)と、大さじ1杯ほどの水をふりかけて、ラップを軽くかけて、500Wなら5分、600Wなら4分程度加熱しましょう。
さつまいもは水分が少ないので、焦げることも。必ず水をふりかけて、なるべく低いワット数で加熱するのがポイント。柔らかくしたいからといって、最初から長い時間を設定せず、様子を見ながら加熱しましょう。
3.タイミング別のさつまいも離乳食レシピ
3-1. 離乳食初期:さつまいものペースト
材料(1食分)
・さつまいも 15g
・野菜スープ(玉ねぎやキャベツ、しいたけをお湯で煮たあとに裏ごしたもの、市販のものでもよい) 大さじ1
手順
①さつまいもの皮を厚めにむいて、小さくカットして水にさらす
②鍋に①とかぶるくらいの水を入れて、水からゆでる(電子レンジで加熱するか、アルミホイルに包んで炊飯器で一緒に炊いてやわらかくなったものでも良い)
③やわらかくなったさつまいもをすり鉢やミキサー、ブレンダーなどですりつぶす
④③を野菜スープでのばす
コツ
さつまいもは水からゆでるとやわらかくゆでることができます。
煮崩れるくらいやわらかくしておくとなめらかなペーストになります。
さつまいもペーストは、チャックつきビニール袋に入れて薄くのばして冷凍しておくと、使いたいときにパキパキ折って電子レンジで解凍して使えるから便利です。
離乳食初期のレシピはこちらでも紹介しています。
3-2.離乳食中期:さつまいものミルク煮
材料(1人分)
・さつまいも 10g
・調乳したミルク(または牛乳) 大さじ1
手順
①さつまいもは皮をむき、5㎜程度の薄切りにする
②なべに①と水1/2カップを入れ、ふたをしてやわらかくなるまで水から煮て、さつまいもをふたでおさえるようにしてゆで汁をすてる
③なべの中でさつまいもをすりこ木などで粗くつぶし、調乳したミルク(または牛乳)を加えて弱火でさっと煮る
コツ
おなべひとつで簡単にできるレシピです。
さつまいもとミルクを混ぜて弱火で煮るときには、焦げないようにさっと混ぜ合わせる程度にしてください。
離乳食中期のレシピはこちらでも紹介しています。
3-3.離乳食後期:さつまいもときなこのおやき
材料(1人分)
・さつまいもペースト 80g
・きなこ 小さじ1
・片栗粉 小さじ2
手順
①すべての材料を混ぜ合わせる
②まとまるまで手でよくこねる
③4等分してフライパンで焦げ目がつくまで焼く
コツ
赤ちゃんの食べつかみの様子をみて、大きさを調整してください。
小さな手でも使いやすいようなスティック状にするのがポイントです。
離乳食後期のレシピはこちらでも紹介しています。
まとめ
さつまいもは離乳食にぴったりの食材です。
柔らかく甘みがあり、初期のころから食べることができますが、繊維が多いので残らないように気をつけましょう。
調理も簡単ですが、電子レンジを使うときは、水をふりかけることを忘れないようにしてくださいね。
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