便秘がちな赤ちゃんにおすすめ!さつまいもの離乳食中期レシピ3選

便秘がちな赤ちゃんにおすすめ!さつまいもの離乳食中期レシピ3選

離乳食スタートから2か月ほどたち、食べることに積極的になる子も出てくる離乳食中期。

2回食になり食べる量も増えてきた!という子もいるのでは?

母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが固形の食べ物を食べ始めると便秘になることがあります。
そんな赤ちゃんにおすすめなのが、食物繊維たっぷりのさつまいもです!

離乳食初期から使いやすいさつまいもですが、加熱するとマッシュやペーストにしやすいので、
離乳食中期にもぴったりです!

1 離乳食中期で知っておきたいこと

1‐1 時期

離乳食中期は、生後7~8か月で離乳食を始めて2か月がたったころです。
ママも赤ちゃんもすりつぶした離乳食に慣れてきて、次の段階にステップアップする時期です。

1‐2 ステップアップの目安になる特徴

赤ちゃんにこのような様子が見られたらステップアップしてみましょう。

・ごっくんと上手に飲みこめる
・1食でごはん、野菜を食べる
・離乳食を嫌がらずに喜んで食べる

離乳食を嫌がったり、口から出してしまう場合にはもう少し様子をみたほうがよいでしょう。
あくまでも目安になりますので、月齢で考えるのではなく赤ちゃんの様子にあわせてステップアップしていきましょう。

1‐3 食べさせ方

離乳食中期はモグモグ期ともいわれます。上あごと舌を使ってモグモグとできることが目標です。

離乳食初期から離乳食中期へのステップアップは、やわらかくすりつぶした食材のなかに、少し形のあるものを混ぜたものから試してみます。
すりつぶしたものからとつぜん形のあるものにすると、赤ちゃんがびっくりして口から出してしまうことがあります。
段階をふんで、すりつぶしたものから形のあるものへステップアップすることが大切です。

食材は、3ミリの大きさを目安にして豆腐の硬さをイメージして手ですぐにつぶせる硬さにします。

後半は5ミリの大きさを目標にしましょう。

2 さつまいもを使った離乳食中期のレシピ3選

2-1 さつまいもの白身魚あんかけ

離乳食中期に入ると、食べられる食材が増えてきます。
ぱさつきがちでたべにくい白身魚やわかめをあんかけにすると食べやすくなります
さつまいもの炭水化物と食物繊維、白身魚のたんぱく質、わかめのビタミンが一度に食べられるレシピです。

2-1-1 材料(1人分)

・さつまいも 50g
・白身魚(鯛やたらなど) 30g
・乾燥わかめ 小さじ1/2
・だし汁 大さじ3
・片栗粉 小さじ1/2

2-1-2 手順

①さつまいもを2mm程度に細かくカットし、水にさらしてあく抜きをしたら、やわらかくなるまで水からゆでる
(電子レンジで加熱するか、アルミホイルに包んで炊飯器でごはんと一緒に炊いても良い)
②白身魚を耐熱皿に入れ、ラップをして火が通るまで加熱してから細かくほぐす
③乾燥わかめをお湯でもどし、みじん切りする
④だし汁に②と③を入れて煮込む
⑤一旦火を止めて水溶き片栗粉を加えて混ぜ、中火から弱火で再加熱してとろみがつくまでよく混ぜる
(水溶き片栗粉は、片栗粉小さじ1/2と水小さじ1を混ぜる)

2-1-3 コツ

さつまいもは水からゆでるとやわらかくできます

水溶き片栗粉を加えた後はよくかき混ぜながら、中火から弱火で80~90℃のふつふつした状態で1分加熱すると
ダマになりにくいです。

2-1-4 和風だし汁の作り方

和風だしは市販のものでも良いですが、昆布と鰹節からとっただし汁は風味が良いです。
おいしいだしの風味を赤ちゃんにも覚えてもらえるように手作りの方法も知っておきましょう。

①材料(4カップ・作りやすい量)

・昆布 10センチ角1枚
・鰹節 ひとつかみ
・水 4カップ

②手順

①昆布は軽くぬれぶきんでさっとふいて汚れをとり、だしが出やすいように両端に切込みを入れて
なべに分量の水とともに入れて15~20分おく
②なべを中火にかけてなべの縁から小さな泡が立ってきて煮立ちはじめたら(沸騰直前)昆布を取り出す
初期の場合は昆布のみでだしをとるため、ここで冷まして完成
③強火にしてグラグラと煮立ったら、鰹節を一度に入れて軽く混ぜて火を止める
④鰹節が沈んだらザルでこし、箸で軽くしぼる

③コツ

箸で軽くしぼる時は、絞りすぎるとくさみが出るため絞りすぎないようにしてください。

だし汁はペットボトルに入れて冷蔵庫で1週間保存可能です。
製氷皿で冷凍するとさらに保存できます。一度にたくさん作って保存しておくと便利です。

2-2 さつまいもの根菜シチュー

2-2-1 材料(1人分)

・鶏ひき肉(脂肪が少ない物) 10g
・人参 5g
・大根 5g
・さつまいも 10g
・小麦粉 小さじ1
・水 60cc
・調乳したミルク(または牛乳) 60cc

2-2-2 手順

①材料を全てみじん切りにする。さつまいもは早くやわらかくなるので少し大きめのみじん切りにする
②鍋にキッチンペーパーで薄く油をひき、鶏ひき肉を炒め、色が変わってきたら野菜を全て入れ炒める
③小麦粉をまぶして全体にからめる
④水を入れ、弱火で煮る。
(水が蒸発したら40cc足してください)
⑤野菜が舌でつぶれるくらい柔らかくなったら、調乳したミルク(または牛乳)を溶かして完成

2-2-3 コツ

野菜を炒めるときは油が全体にいきわたるように炒めます。
小麦粉はすこしずつ全体にかけるとダマになりにくいです。
少量で作ると水が蒸発しやすいので、弱火でコトコト煮てください。蒸発したら40㏄を足してください。

2-3 さつまいものミルク煮

2-3-1 材料(1人分)

・さつまいも 10g
・調乳したミルク(または牛乳) 大さじ1

2-3-2 手順

①さつまいもは皮をむき、5㎜程度の薄切りにする
②なべに①と水1/2カップを入れ、ふたをしてやわらかくなるまで水から煮て、さつまいもをふたでおさえるようにしてゆで汁をすてる
③なべの中でさつまいもをすりこ木などで粗くつぶし、調乳したミルク(または牛乳)を加えて弱火でさっと煮る

2-3-3 コツ

おなべひとつで簡単にできるレシピです。
さつまいもとミルクを混ぜて弱火で煮るときには、焦げないようにさっと混ぜ合わせる程度にしてください。

まとめ

離乳食中期になると、母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが固形の食べ物を食べ始めて便秘になることがあります。
そんな赤ちゃんにおすすめなのが、食物繊維たっぷりのさつまいもです。
さつまいもの食物繊維で便秘解消をさせてあげましょう。