皆さんは、さつまいもを使ってなにか1品作るときにさつまいものアク抜きをしていますか?
「焼き芋にするときとかは、さつまいものアク抜きをしているのを見たことはないけど、調理にさつまいもを使うときはアク抜きって必要?」と思わる方もいるのではないでしょうか?
この記事ではさつまいものアク抜きの必要性やアク抜きの手順、アク抜きが重要なさつまいも料理について紹介します。
目次
1.さつまいもの調理にアク抜きは必要?
さつまいもを切って、少し時間が経っていたら、切ったさつまいもの切り口が黒くなっていた…という経験はありませんか?
この切り口が少し黒く変色するのは、さつまいもに含まれているアクが原因なのです。
このさつまいものアクの成分は、ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンで、主にさつまいもを害虫から身を守るためにあります。
このアクは口にしても体に悪い影響などはありませんが、さつまいもの渋みや苦味を感じる原因にもなってしまいます。
また、調理した際の見た目としても、結論として、焼き芋以外の料理では基本的にアク抜きをした方が良いでしょう。
アク抜きをすると見た目が良くなるだけでなく、調味料が浸透しやすくなるというメリットもあるので、調理をする際はさつまいもはアク抜きをしましょう。
2.さつまいものアク抜きの手順
さつまいものアク抜きは難しいことではありません。さつまいものアク抜きの手順を紹介します。
1.さつまいもを洗って、料理の使い道に合わせた大きさに切る。皮を剥く場合はこの時点で皮を剥いておく。
2.切ったらすぐに水にさらす
水にさらしていると、水が白く濁ってきますが、これがアクが抜けている証拠です。2~3回ほど水を取り替えて、水が濁らなくなるまでさらしましょう。
3.水が濁らなくなったら、キッチンペーパーでさつまいもの水分を拭き取って終了。
アク抜きをしている時間がないときは
アク抜きには約15分ほど時間がかかるため、アク抜きをしている時間がないなんて時もあると思います。
急いでいるときはアク抜きの時短方法として、お米を研ぐ要領で水と手でかき混ぜながら水が濁らなくなるまで繰り返すことで、アク抜きの時短ができます。
また、アクは皮の近くに多く含まれているため、厚めに皮を剥くことで、アクの量を減らすことができます。
3.アク抜きをしたほうがいいさつまいも料理
3-1.さつまいもの煮物
さつまいもの煮物は、さつまいもに調味料の味をしっかり浸透させるためにも、きちんとアク抜きを行いましょう。
アクに含まれる渋みや苦味も感じにくくなるので、アク抜きをしないよりも美味しく仕上がります。
3-2.さつまいもの天ぷら
さつまいもの天ぷらは、切り口が黒いと悪く見えてしまうので、アク抜きをしてあげましょう。
また、アク抜きをしてしっかりと水気を切ることでカリッと仕上がります。
3-3.さつまいもを使った離乳食
赤ちゃんは大人よりも味に敏感なので、アク抜きをしてアクの苦味や渋みを取り除いてあげましょう。
厚めに皮を剥いてから、水にさらし、加熱と裏ごしをしてから、水分を加えます。ほど良いペースト状にして、食べられそうな柔らかさになってから食べさせてあげてくださいね。
まとめ
さつまいものアク抜きについて紹介しました。
面倒と思われる方もいるかもしれませんが、料理において見た目は大切ですし、調理をする際はこの一手間がよりおいしくしてくれます。
さつまいもを調理する際は、ぜひやってみてください。
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