昔ながらのホクホク系さつまいもを超えて、近年大人気のねっとり系さつまいも!
今回はその中でも特に人気の高い4つの品種について取り上げました。さつまいもがねっとり風になるやきいもの作り方もご紹介♪
目次
1.ねっとり系さつまいもの王道品種4選
1-1.ねっとり系さつまいも代表「安納芋」
水分が多くねっとりとした食感の代表格ともいえる人気のさつまいも。鹿児島の種子島安納地方から広まったのが名前の由来と言われています。
調理すると鮮やかで濃い黄色になり、焼き芋にすると蜜が出てくるほど甘いので「蜜芋」の別名も持っていて、生の状態では糖度16度程で、加熱すると40度近くにまで糖度は高くなります。
1-2.安納芋にも負けない甘さの「紅はるか」
紅はるかは2010年に品種登録された品種。味、見た目などが従来の品種よりも「はるか」に優れるということが名前の由来です。
クリーミーで安納芋にも負けない甘さを持っていますが、後味がすっきりしているのが特徴。加熱後の糖度は安納芋を超える50~60度程にもなるすごく甘いさつまいもです!
1-3.上品な食感がたまらない「シルクスイート」
シルクスイートは2012年に登場した品種。上品な甘さと絹のように滑らかな食感が特徴のシルクスイート。
ねっとり系ほっこり系に続く新しい食感のしっとり系とも呼ばれています。
採れたてだとホクホク系に近いのですが、時間をおいて寝かせるとねっとり系の食感になるという、二つの顔を持つのも特徴です。
1-4.わりと最近登場した品種「クイックスイート」
ベニアズマに九州30号を交配して作られた、新しい品種がクイックスイートです。品種登録されたのは平成17年と比較的最近。
生のままだと糖度16度、しかしレンジなどで加熱すると糖度38度まで甘くなります。
2.ねっとり系さつまいものおいしい食べ方
2-1.王道の「焼き芋」
さつまいもといえば、やっぱり焼き芋です。
焼き芋は低温(70℃~80℃)でじっくりと加熱することでさつまいもの中のでんぷん質が糖へと変化していきます。
さつまいもがもつ甘さを十二分に味わうことができて、皮ごと食べることで栄養をまるごと取り入れることができます。
2-2.甘みがさらに濃縮「干し芋」
干し芋は蒸したサツマイモをスライスして4日ほど天日干しをして作ります。
ねっとり系さつまいもで作った干し芋は水分が少なくなることでよりねっとりとした噛み応えが増し、甘みもぐっと濃縮されます。
手軽に食べられるのも干し芋のいいところですね。
2-3.絶対外さない「スイートポテト」
さつまいものスイーツといえばスイートポテト。
蒸したさつまいもをつぶして裏ごしし、砂糖、牛乳、バターを混ぜてオーブンで焼き上げて作る、日本生まれの洋菓子です。
3.ねっとり系になる焼き芋の作り方3選
3-1.オーソドックスなレンジを使った焼き芋レシピ
自宅にある電子レンジは立派な調理器具!簡単に焼き芋を作ることができます!
よく洗ったさつまいもをキッチンペーパーで隙間なく包んでその上からラップで軽く包みます。
200Wで10分から15分ほど電子レンジで加熱し、竹串が通るようなら完成です!
レンジごとで加熱時間は多少変わりますので、適宜調整してください。
レンジでねっとり風にするポイントは、ラップをふんわり巻くこと!こうすることでラップとの間に蒸気が篭り、蒸し焼きのような効果が得られます。
3-2.オーブンを使った本格的な焼き芋レシピ
より本格的に作るならオーブンがおすすめです。
よく洗ったさつまいもを湿らせた新聞紙もしくはキッチンペーパーでしっかり包み、その上からアルミホイルで包んで160℃~180℃に設定したオーブンで60分から90分焼きます。
余熱はいりませんので、天板に乗せてスイッチを押すだけの簡単手順で本格的な焼き芋が楽しめます!
ポイントは加熱後は10分から15分ほどオーブンに入れたままにしておくと余熱でじっくり熱が通り、ねっとり風に仕上がります。
3-3.実は優秀!炊飯器を使った焼き芋レシピ
意外と知られていないですが、炊飯器で焼き芋ができるんです。
やり方も簡単!炊飯器に洗ったさつまいもといもの半分くらいの水を入れて炊飯ボタンを押すだけ!
また玄米炊飯などの炊飯モードを変えると食感も変化するのでお気に入りの作り方を自分で探してみましょう!
ポイントは炊飯器の保温の温度は、でんぷんが糖へと変化する70℃台でキープされます。
炊飯が完了した後さらに保温で10分以上置いておくと、よりねっとり甘い焼き芋に仕上がります!
まとめ
さつまいものねっとり感を味わうには「低温でじっくり焼く」がポイント!
オーブンだけでなく電子レンジ、炊飯器でも手軽に調理できるので、是非試してみてください!
アツアツの焼き芋で心もおなかも温かくしていきましょう。
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