収穫したばかりのさつまいも。
新鮮なうちにと調理したものの、甘くないと感じたことはありませんか?
「あまりいいさつまいもではなかった」と諦めるのは早いです。さつまいもは収穫後に干すことで甘みが増すと聞いたことはありませんか?
今回は、さつまいもを干すと甘くなる理由や正しい干し方、保存方法をくわしく解説します。
目次
1.さつまいもは干すと甘くなる?
1-1.さつまいもを干すと甘くなる?
さつまいもは干すことで甘くなるわけではありません。
収穫してから時間をおき、でんぷん質が糖分に変わり、熟成されることで甘くなります。
1-2.さつまいもの干し方
収穫したばかりのさつまいもは水分が豊富なため、何もせずに保存すると腐ってしまったり、カビが発生したりします。
まず、さつまいもを傷つけないように土を軽く払います。ダンボールに新聞紙を敷き、重ならないように並べたら、風通しのいい冷暗所で保存しましょう。
さつまいもの表面が完全に乾燥するまでには、4日前後かかります。
2.干した後のさつまいもの保存方法
さつまいもは寒さに弱い食材です。
そのため、干した後でも腐らないというわけではありません。正しい保存方法を知り、おいしいさつまいもを楽しみましょう。
2-1.夏場以外は常温で
さつまいもは、高温になる夏以外は、常温保存がおすすめです。
1本ずつ新聞紙に包み、ダンボールに入れましょう。ダンボールに入れるほどの量ではない場合は、紙袋や麻袋でもOK。
風通しのいい冷暗所で保存します。さつまいもの適温は10~15℃のため、冬場も暖房の近くは避けるようにしましょう。
2-2.気温が20℃以上のときは野菜室で
気温が20℃以上になると発芽します。
夏場は冷蔵庫の野菜室で保存がおすすめです。冷蔵室は温度が低すぎるので、低温障害を起こしてしまう可能性があります。
常温保存のときと同様に、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包み、ポリ袋に入れます。ポリ袋の口は乾燥やムレを防ぐために、ギュッと閉めずに軽く結んでください。
あとは、冷蔵庫の野菜室に入れるだけです。
まとめ
さつまいもは収穫してすぐに食べると、甘くないと感じることがあります。
野菜や果物などは、採れたての新鮮な状態がおいしいイメージがありますが、さつまいもはでんぷん質が糖分に変わるのを待ちましょう。
さつまいもは寒さに弱い食材。干したあとは、冷暗所で常温保存がおすすめです。20℃を超える環境では、冷蔵庫の野菜室へ入れてくださいね。
ぜひフォローをお願いします。