下痢のときにさつまいもは食べちゃダメ!その理由と下痢になりにくい腸づくりを解説

下痢のときにさつまいもは食べちゃダメ!その理由と下痢になりにくい腸づくりを解説

おなかを下しているときにはさつまいもは食べちゃダメ!

そんなことを言われたことはありませんか?

さつまいもはおなかに良いのに下痢の時はどうして食べちゃダメなのでしょうか。

今回は、「下痢の時にはさつまいもを食べてはいけない」の真相と下痢になりにくい腸をつくるポイントとレシピをご紹介します!

1. 下痢のときにさつまいもを食べるのがNGな3つの理由

下痢中にさつまいもを食べてはいけない理由を表にまとめた画像

腸が元気なときにはメリットの多いさつまいもですが、下痢のときには避けるべき明確な理由があります。ここでは、その3つの理由を解説します。

1-1.豊富な「不溶性食物繊維」が腸を過剰に刺激するから

さつまいもには、水に溶けにくい不溶性食物繊維が豊富に含まれています。

この不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して大きく膨らみ、腸の壁を刺激してぜん動運動(便を押し出そうとする動き)を活発にする働きがあります。健康な時の便秘解消には非常に有効な成分ですが、下痢を起こしてすでに過敏になっている腸にとっては強すぎる刺激になってしまいます。

弱った腸をさらに動かすことになり、下痢の症状を悪化させる原因になります。

1-2.消化に時間がかかり、胃腸の負担になるから

下痢をしているときは、胃腸の働きが著しく低下している状態です。

さつまいもは、白米やうどんなど他の炭水化物と比べて食物繊維が多く組織がしっかりしているため、消化・吸収に非常に時間がかかります。弱っている胃腸に、消化にエネルギーを使う食べ物を入れてしまうと、さらに負担をかけることになり、回復を遅らせてしまいます。まずは胃腸を休ませることが最優先です。

1-3.腸内で発酵し、ガスを発生させるから

「さつまいもを食べるとおならが出やすくなる」とよく言われますが、これはさつまいもの成分によって分解・発酵される際にガスが発生するためです。

普段であれば、これは腸内細菌が活発に働いている良い証拠なのですが、下痢のときに腸内で大量のガスが発生するとお腹にガスが溜まって張ってしまい、腹痛や下痢特有の不快感を増幅させてしまいます。刺激を最小限に抑えるためにも、ガスを発生させやすい食品は控えるのが鉄則です。

2.下痢のとき食べてもOKな食品とNGな食品

下痢

2-1.下痢のときに食べてもOKな食品

下痢の時には、消化が良く、刺激にならない食品を選んで食べるようにしましょう。

炭水化物なら柔らかく煮たあたたかいうどん、じゃがいもやカボチャを煮たり蒸かしたりして食べるといいでしょう。

果物なら、りんごやバナナ、豆腐などもおすすめです。

2-2.下痢のときは避けた方がいいNG食品

食物繊維の多いさつまいもやごぼう、こんにゃくは避けた方がいいでしょう。

他にはラーメンや揚げ物など脂っこい食事も胃での消化の負担が大きいので避けましょう。

果物ではパイナップルや柑橘類は消化が良くなかったり刺激があるので喫食を控えましょう。

3.下痢の症状があるときは水分補給が重要

下痢は体内から多くの水分を失い、脱水のリスクが高まるため水分補給が重要となります。

下痢のときに適している飲み物としては水分とともに失った電解質(ナトリウムやカリウム)を補えるスポーツドリンクや脱水症状がひどい場合は経口補水液などがおすすめです。

冷たい飲み物は負担がかかるため、できれば常温のものが好ましいです。

反対に適していない飲み物として、お茶やコーヒーは吸収が悪く利尿作用によって余計に水分を失うことにもなるため注意が必要です。

スポーツドリンク

4.下痢になりにくい腸づくりにはさつまいもがピッタリ!

腸内環境

4-1.下痢になりにくい腸とは?

下痢になりにくい腸を作るには、腸内環境を整えることがポイントになります。

腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3種類の菌がいます。

この3種類の菌割合が増えたり減ったりして腸内環境は作られています。

この割合を善玉菌が優勢な状態にしておくことが、下痢になりにくい腸になる近道です。

4-2.善玉菌の栄養となる「食物繊維」をたっぷり含むさつまいも

では善玉菌を優勢にするにはどうしたら良いでしょうか?

そんな時に大活躍なのがさつまいも!

下痢をしているときにはさつまいもは控えた方がいいですが、下痢になりにくい腸を作るのにはぴったりな食材なのです。

さつまいもは食物繊維を豊富に含んでいるうえ、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維どちらも含まれている特性があります。

水溶性食物繊維は善玉菌のエサになり、善玉菌が増えるのに役立ちます。

5.下痢になりにくい腸づくりに役立つさつまいもレシピ2選

下痢になりにくい丈夫な腸を作るには、日頃から食生活を整えておくことが大切です。

ここでは、健康的な胃腸づくりをサポートしてくれる、おすすめのさつまいもレシピを2つご紹介します。毎日の食事に美味しく取り入れて、お腹の調子を整えましょう!

5-1.さつまいものみそ汁

さつまいものみそ汁

さつまいものみそ汁に使用する材料 (4人分)

  • 鶏もも肉    300g(1枚)
  • さつまいも   300g(小は3本、中は1本半)
  • 大根       200g(約1/6本)
  • 人参       70g(約1/2本)
  • ごぼう      100g(30㎝)
  • 油揚げ      2枚
  • 酒        大さじ2
  • 水        800ml
  • 麦みそ     大さじ5
  • しょうゆ     小さじ2
  • 三つ葉     適量

さつまいものみそ汁の作り方の手順

  1. 材料を用意する
    鶏もも肉は3㎝ほどのぶつ切りにする
    さつまいもはよく洗って幅1㎝の厚めのいちょう切りにして水にさらしておく
    大根、人参は皮をむいて幅5㎜のいちょう切りにする
    ごぼうは皮をたわしで洗い、ななめにスライスして水にさらしておく
    油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、横半分に切ってから1㎝幅の短冊切りにする
  2. 鍋に鶏もも肉を皮の面を下にして入れ、中火にかける
  3. 鶏の皮から脂が出て、白くなってきたら、大根、人参、ごぼうを入れて鶏の脂を全体にからめるようにして炒める
  4. 酒を入れて3分ほど中火のまま炒め煮にする
  5. 水を加えてふたをして、大根、人参がやわらかくなるまで煮る
  6. さつまいも、油揚げ、半分の量の麦みそを入れて、さつまいもがやわらかくなるまでふたをして煮る
  7. 残りの麦みそとしょうゆを入れて味を調える
    お好みで、三つ葉をかざる

作り方のコツ・ポイント

炒めるときにサラダ油などの油は使わず、鶏から出た脂で調理します。
そうすることで、鶏のうまみをたっぷりと味わうことができます!
大根、人参は乱切りにしても良いです。
さつまいもは厚めのいちょう切りにすることで、さつまいもが少し溶けて崩れても食べごたえがあります!
三つ葉の代わりに白髪ねぎをトッピングして、大人の方は七味をトッピングすると、さらに身体がぽかぽか温まりますよ!

5-2.さつまいものチーズ芋もち

さつまいものチーズ芋もち

さつまいものチーズ芋もちに使用する材料

  • さつまいも                           1本(200~250g程度)
  • 片栗粉                               大さじ3
  • 砂糖                                        大さじ1
  • 牛乳                                        60ml
  • 水                                適量
  • 有塩バター                                10g
  • とろけるチーズ(シュレッドタイプ)   25g

さつまいものチーズ芋もちの作り方の手順

  1. さつまいもはよく洗ってから皮をむき、2cm角に切り、水に10分程さらしてアク抜きする
  2. 水を切って、さつまいもを耐熱容器にいれてラップをし、電子レンジで600W、5分程加熱する
  3. 熱いうちに、マッシャーでつぶす
  4. 片栗粉、砂糖、牛乳を入れて、粉っぽくなくなるまで混ぜる
  5. 中にとろけるチーズを包み込みながら、食べやすいサイズの丸型に成形していく
  6. フライパンを中火にかけ、バターをひき、成形したさつまいももちを焼く
  7. 両面にキツネ色の焼き色ついたら皿に盛り付ける
  8. はちみつをお好みで塗って完成

作り方のコツ・ポイント

皮をむくことで、きれいな黄色のさつまいももちに仕上がります。

皮ももったいないので使いたい!という場合は、皮付きで角切りにして、電子レンジでの加熱後にミキサーをかけてつぶすと、皮も細かくすることができます。

チーズの乳酸菌とさつまいもの食物繊維がポイントです!

まとめ

◯下痢の時にはさつまいもを食べるのは控える。
さつまいもなど、食物繊維の多い食材は腸を刺激するので控える。

◯下痢のときに食べてもOKな食品
・柔らかく煮たうどんや、じゃがいも、カボチャの煮物。
・りんごやバナナ、豆腐もおすすめ。

◯下痢のときは避けた方がいいNG食品
・さつまいもやごぼうなど食物繊維の多い食材
・脂っこい食品
・繊維が多いパイナップルや刺激の強い柑橘類

◯下痢になりにくい腸を作るには?
腸内環境を整える。(善玉菌を優勢の状態にする)
さつまいもの水溶性食物繊維は善玉菌のエサになる。

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