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美味しいさつまいもの選び方とは?さつまいもの選び方のポイントを解説!

スーパーでさつまいもを選ぶときには、やっぱりおいしいさつまいもを選びたいですよね。しかし、野菜コーナーに置いてあるさつまいもは形も大きさも様々。 おいしいさつまいもとはどのような特徴があるのでしょうか。この記事ではおいしいさつまいもの選び方のポイントやさつまいもの保存方法を解説します。 1.美味しいさつまいもを正しく選ぶ方法 1-1.ふっくらとした丸みのある形 身の詰まった美味しいさつまいもは、レモンやラグビーボールのような、中心が太く端が細い形をしています。 ふっくらとした形で、丸くなりすぎていないものを選びましょう。 中央が膨らんでいれば膨らんでいるほど良いのかというと、そういうことでもありません。中央が膨らみすぎているものは、成長の段階で深い位置で身を付けてしまい、地中が固いせいで実がキレイに伸びなかった可能性があり、その場合は十分な糖度が蓄えられていない可能性があります。 丸すぎず、細すぎないものを選ぶ 同じ株で育ったさつまいもでも、地上に近いところのさつまいもは、土が柔らかいため縦に伸びますが、地中深くで育ったさつまいもは縦には大きくなれない分、横に大きくなる傾向があります。 地中の深いところでは、水分や栄養が十分にあるため、身に栄養を蓄えなくても良いのですが、地表から浅いところでは、水分がどんどん無くなる太陽の近くで生き抜くため、身に栄養を蓄えることで甘さが強くなると言われています。 1-2.身が詰まって重たいもの さつまいもは、持った時にずっしりと重みを感じるものが良いです。軽いさつまいもは繊維質が多くなってしまい、ボソボソとした食感になっている場合があります。 1-3.表面に凹凸やひげ根の少ないものを選ぶ さつまいもの表面には窪みがありますが、この窪みが浅い方が繊維質が少なく、甘く食べやすいさつまいもです。 逆に窪みが深かったりひげ根の多いさつまいもは、身が痩せてしまっていて、味が落ちている可能性があります。 1-4.皮がキレイで、艶があるものが良い 皮が艶っぽく手触りの良いさつまいもは、身のキメも細かく食感が柔らかい傾向があるので、凹凸が少なく手触りの良いものがお勧めです。ですが、皮の一部が変色していたり、傷のあるものは中が傷んでいる場合があるので避けましょう。 1-5.蜜が出た後がないか さつまいもは、カットされた両端に黒っぽい液の跡がついていることがあります。これは、さつまいもの甘い蜜が溢れてついたものなので、この跡があるさつまいもは、糖度の高い甘いさつまいもの可能性が高いです。 2.甘くて美味しいオススメのさつまいもの品種 2-1.安納芋 安納芋は、さつまいもの出荷量日本1を誇る鹿児島県の種子島で作られるさつまいもです。皮が赤い「安納紅」と、そこから派生した皮の色が白い「安納こがね」などの種類があり、種子島でしか栽培することができない希少なさつまいもです。 身の水分量が多く焼き芋にするととろけるような食感になるのが特徴です。 2-2.シルクスイート シルクスイートは、レモンのような中央がふっくらとしていて両端が細い形をしていて、紅色のやや小ぶりで、中の身は白〜クリーム色な見た目をしているさつまいもです。 2012年に開発された新しい品種ですが、テレビでも取り上げられるほど人気な品種です。 2-3.なると金時 中身が黄金色をしている芋を金時(きんとき)芋と呼んでいたことから、「なると金時」と名づけられました。 見た目も鮮やかな黄金色のなると金時は、栗のようにホクホクとした食感と、糖度が高めなのが特徴な品種です。 定番の焼き芋はもちろん、菓子の材料などにもよく使われておりスウィートポテトなどにもおすすめです。 2-4.紅はるか 紅はるかは蒸し芋にしたときの糖度が高く、食べてみると強い甘さにもかかわらず後口はすっきりした感じの上品な甘さを感じることができます。 加熱するとしっとりとした食感に成り、焼いた時の甘さはあの安納芋とも比較されるほどです。 3.さつまいもを保存する際の注意点 さつまいもを保存する際は、土を水で洗い落としてしまうのは厳禁です。 水で洗い流してしまうと傷がついて部分から腐りやすくなってしまうため、さつまいもを保存する際は土は洗い流さないようにしましょう。 さつまいもの正しい保存方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 https://oimobicho.jp/basic/expiration-date/ まとめ おいしいさつまいもの選び方について解説しました。形や丸み、皮がきれいで艶があるかどうかなどを確認しましょう。 おいしいさつまいもを購入して保存する際は、水洗いなどをしないように気をつけてくださいね。

もう失敗しない!さつまいもの栽培に失敗した理由をご紹介!

初心者でも育てやすいさつまいも。幼いころに自宅や学校などで育てた経験のある人もいるのではないでしょうか。 「さつまいもの栽培に失敗した…」という話は、あまり聞かないですが、失敗の原因や対策を覚えておくと、よりおいしいさつまいもが収穫できます。 今回は、さつまいもの栽培が失敗してしまう原因や対処方法をくわしくご紹介します。 1.さつまいもの栽培に失敗するよくある理由 1-1.寒い時期に植えてしまう さつまいもは低温に弱い作物です。寒い時期に植えてしまうと、根が定着せず、生育が悪くなります。 さつまいもは平均気温が18℃、地温が15℃以上で、霜にあたる可能性がなくなるころに植えるのがベスト。よく育つ気温は25~30℃、地温が20℃程度といわれています。 地域によって差はありますが、5月中旬から6月上旬にかけて植え付けをするといいでしょう。 1-2.畑の排水性・通気性が悪い さつまいもは乾燥や高温に強く、どんな場所でも育てやすい作物ですが、畑の排水性と通気性に気をつけなくてはなりません。 生育の阻害、病気を防ぐために、日当たりと水はけのいい畑作りをしましょう。 畝を作るときは30㎝程度になるようにし、土をよく耕して柔らかい状態にしてください。 1-3.土壌中の窒素が多すぎてつるぼけする さつまいもは、土壌中の窒素が多いと「つるぼけ」を起こします。つるぼけとは、つるや葉だけが成長し、根に養分がいかない状態のことです。 さつまいもを育てるには窒素が少ない、痩せた土地が適しています。肥料の与えすぎには注意しましょう。 1-4.つる返しを行っていない つる返しとは伸びたつるが広がって根を張ろうとしているのをはがしてあげる作業のことです。 これがなぜ必要かというと、上記でお伝えしたつるぼけという状態につながってきます。 つるが根を張って養分を摂ろうとすると、つるの部分はよく育ちますがさつまいもは育ちません。 なので、植えてから2か月くらいするとつるがよく育ってくるので、その時期からこまめに地面からはがしてあげることが大切です。 1-5.病気にかかってしまう さつまいもは、黒斑病・立枯病・つる割病・基腐病などにかかる可能性があります。比較的、病気には強い作物ですが、排水性や通気性が悪いと起こりやすくなります。 農薬の散布や土壌の消毒、数年ごとに輪作、排水性や通気性に注意すれば、防ぐことができるでしょう。 1-6.害虫による被害を受ける 害虫にも強いさつまいもですが、イモを食べるハリガネムシやコガネムシ、葉を食べるハスモンヨトウなどの被害にあうこともあります。 病気のときと同じく、農薬の散布や土壌の消毒、数年ごとに輪作、排水性や通気性に気をつけるなどの対策を行いましょう。 1-7.収穫時期を間違えている さつまいもの形が悪い、味がおいしくないという場合は、収穫時期が違うことも。さつまいもは、植え付けから120~140日程度が目安。そのため、10~11月中旬頃に収穫時期を迎えます。 一般的に、収穫が早いと味が落ち、遅いと形が悪くなります。 収穫は霜が降りる前に終わらせ、収穫後はすぐに食べずに2~3週間保存すると、おいしいさつまいもになりますよ。 2.もしかしてまだ間に合う?さつまいもの状態から見る生育状況 2-1.さつまいもの葉が黄色い 葉っぱが黄色くなってきた場合は立枯病(たちがれびょう)か栄養が足りていないのどちらかです。栄養が足りていないだけの場合はまだ間に合います! さつまいもはあまり栄養のないところでも育つ品種なので、少しだけ栄養を追加する以下の作業、「追肥」をすることで失敗する危機を回避することができます。 ①つるボケを防ぐために窒素分の少ない化成肥料を用意します。 ②1株あたりに化成肥料を10gくらい苗の周りに撒いて用土となじませます。 ③梅雨の時期くらいに2回くらい追肥をすれば大丈夫です! しかし、与えすぎるとつるぼけになってしまうので注意が必要です。 2-2.さつまいもの葉の発育が悪い 葉っぱの成長が遅くなっていることはありませんか? その場合はまず、上記の失敗する理由に当てはまらないかを確認します。 それでも当てはまらない場合は栄養不足が考えられます。 保肥力が弱いとされる砂質土やプランターや植木鉢で育てているとこういうことがよく起こります。 そういう場合も追肥を行いましょう! 3.もう手遅れの場合の見分け方 さつまいもを掘ったときに傷んでいたりとか真っ黒になっていたりする時はもう手の施しようがありません。 この原因として考えられるのはハリガネムシやコガネムシといった土壌に住んでいる害虫です。 こういった害虫がさつまいもを食べることによって病原菌がさつまいも内に入り込んでしまい食べれなくなってしまいます。 また、収穫したとき表面上キレイであっても熟成期間の間に菌が体内に入ってしまうこともあります。 こういった場合はもう廃棄するしかありません。 4.さつまいもの栽培で失敗しないための対策 さつまいもは育てやすい作物ですが、失敗しないためのコツを覚えておくことで、よりおいしいさつまいもが収穫できます。 おいしいさつまいもの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。 https://oimobicho.jp/raising/how-to-grow-sweet-potato/ 4-1.適切な時期に植え付けを行う さつまいもは植え付けの時期を守ることが大切です。寒い時期に植えてしまうと失敗につながります。植え付けの時期は長いので、焦らなくてもOK。 地域によって差はありますが、どちらかというと早く植えるよりも、多少遅くなってしまったという方がリスクは少ないです。 4-2.肥料の適量を守る さつまいもは、少ない肥料でも育つ作物。与えすぎるとつるぼけの原因になります。前作で肥料が多い場合は、元肥なしでもOKです。 さつまいも専用の肥料もあり、窒素が少なく作られているので活用してみるといいでしょう。 4-3.病気の対策をする 先ほどもご紹介のとおり、農薬の散布や土壌の消毒、数年ごとに輪作、排水性や通気性をよくするなど、病気対策をしっかりと行いましょう。 こまめに観察をし、病気を見つけたら、すぐに取り除くことも大切です。 4-4.害虫の対策をする 害虫対策は、病気対策をしていれば問題ありません。葉を食べる害虫には、防虫ネットも効果的。苗を植え付けた後に、防虫ネットを張れば、乾燥防止にも役立ちます。 イモを食べる害虫には、マルチシートを張り、土に卵を産ませないようにするといいでしょう。 3-5.収穫時期を守る さつまいもは、植え付けから120~140日程度が目安のため、120日ほどしたら試しに掘ってみるといいでしょう。 しっかりと育っていることが確認できたら、1~2週間のうちに収穫します。 土が乾いた状態で収穫するのがベスト。天候を見ながら早めに収穫してくださいね。遅くなると形も悪くなりますが、筋張った硬いさつまいもになってしまうことも。 5.近年流行中の「基腐病」に要注意 5-1.基腐病の症状・原因 2018年に確認された基腐病。地面についている茎が黒くなり、葉が変色して紫色や黄色になり、徐々にしおれていきます。 さらに育ってくると、茎全体が黒くなり枯れてしまい、イモが腐敗する病気です。基腐病の原因は、土壌病原菌。伝染を起こしやすいため、大きな被害となります。 5-2.基腐病の予防方法 基腐病を予防するには、とにかく病原菌を畑に持ち込まないことが大切。 購入時には病気の苗を避け、栽培時は農薬の散布や水はけの改善を行いましょう。また、作の終わりに土壌の消毒をし、徹底的に予防をします。 発生した場合は、速やかに発病株を処分してください。残りかすも出さないように気をつけましょう。 まとめ さつまいもは、乾燥や高温、そして病気や害虫にも強い作物ですが、もちろん放置してはいけません。植え付けの時期や肥料の与え方などを間違うと、失敗してしまうことがあります。 植え付けできる期間は長いので、焦らず判断しましょう。畑の排水性と通気性にも気をつけてくださいね。 また、肥料が少なくても育つさつまいもは、窒素が多すぎるとつるぼけを起こし、イモに影響するので注意しなくてはなりません。 ちょっとしたことに気をつければ、初心者でもおいしいさつまいもを収穫できるのでチャレンジしてみてくださいね。 また、 「家庭菜園以外でのさつまいもの収穫や栽培の体験がしてみたい」 「成功例を体験して失敗を活かすための参考したい」 という方にピッタリなおすすめスポットがあります! それがなめがたファーマーズヴィレッジ。 こちらでは、さつまいもの収穫のプロと、さつまいもの収穫体験が出来るイベントを毎年秋に開催しています! 実際の栽培の状況を見ながらプロと一緒に収穫ができるので、貴重な体験ができますよ。 詳しくはこちら。 ↓↓↓↓↓↓↓

さつまいもの旬っていつ?旬を迎えたさつまいものおいしい食べ方も解説!

最近は、どんな野菜も年中スーパーで売っていますよね。 さつまいもの旬は秋!というイメージがあるかと思いますが、実はさつまいもが本当に美味しいのは秋〜冬だとご存知でしょうか。また、地域や品種によって収穫時期が違うので、美味しく食べれる時期もすこし異なってくるんです。 今回は地域別の旬の時期とおいしいさつまいもの見分け方をご紹介します! 1.さつまいもの旬は10月~1月 さつまいもは植え付けからおよそ4~5ヶ月目を目安に収穫を行います。地域や品種によって多少ことなるのですが、全国で収穫されるのは9月下旬~11月くらいに収穫されて、全国に送られています。 さつまいもの収穫時期について、くわしくはこちらの記事でも解説しているので参考にしてみてください。 https://oimobicho.jp/raising/sweet-potato-harvest/ なので、9月下旬~11月がとれたてのおいしいさつまいも、かと思いきや、さつまいもの1番美味しい時期は収穫してすぐではありません! 寝かせて熟成することで、甘くて美味しいさつまいもに変化するので、採れたての美味しそうなさつまいもをもらっても、すぐに食べずに少しだけ我慢しましょう。 そのため、早くても10月から1月などの冬の期間にかけてが、本当に美味しく食べられるさつまいもの旬の時期なのです! 2.実は場所によって旬な時期が違う? 2-1.鹿児島県の場合 鹿児島県で採れるさつまいもの旬の時期は9月~11月です。 鹿児島は、火山灰を多く含んだ水はけのよい土壌と温暖な気候に育まれて、全国の中でもさつまいもの旬は早く訪れます。 この旬の時期のさつまいもの品種は「黄金千貫」と呼ばれる品種で皮目が白く主に焼酎用として加工されます。 鹿児島のさつまいもの主な利用は、焼酎、デンプン、その他加工品用としての栽培が多く、全国のさつまいもの40%のシェアを占めています。 もちろん、青果用のさつまいもも多く栽培されており、有名な品種として「安納芋」などがあります。 2-2.茨城県の場合 茨城県で採れるさつまいもの旬の時期は12月から2月です。 茨城県は鹿児島に次いで2番目の生産量を誇る都道府県。 茨城はやきいもと干し芋用のさつまいもが有名で「紅あずま」や「紅はるか」といった品種が有名です。 この2品種は甘くしっとりとしているのが特徴なので、近年人気のしっとり系やきいもには最適な品種ですね。 特に、茨城県行方市のさつまいものクオリティは高く青果としても加工用としても高い品質を持っています。 2-3.宮崎県の場合 宮崎県で採れるさつまいもの旬の時期は10月~1月です。 宮崎県は収穫量は全国で4位です。 鹿児島と宮崎でこんなにも旬の時期が異なるのはなぜかと思う方もいらっしゃるかと思います。 これは、加工用ではなく青果用に流通される「紅はるか」系の品種だと宮崎ではこれくらいの時期が食べごろと言うことです! 加工用だと熟成させないことも多く早くその旬を迎えるということですね。 3.おいしいさつまいもの選び方のポイント 3-1.皮の色味・表面がきれいなもの おいしいさつまいもは、皮の色が均一。品種によって色は多少異なりますが、ツヤがあり鮮やかな色をしているさつまいもを選びましょう。 表面に傷や斑点があるものは、傷んでいる可能性があるので気をつけてください。 3-2.太くて重量感があり、ひげ根が少ないもの 重量感があるふっくらとしたさつまいもは、みずみずしくおいしいといわれています。 また、ひげ根は少ない方がおすすめ。固いひげ根があるさつまいもは、繊維質で筋張っている可能性が高いです。 4.旬のさつまいもを使ったおいしい焼き芋の作り方 旬のおいしいさつまいもを焼き芋にして食べたいという人は多いのではないでしょうか。スーパーやコンビニでも手に入りますが、実は自宅でも焼き芋は簡単に作れます。 オーブンレンジ・炊飯器・電子レンジで焼き芋を作る方法を見ていきましょう。 4-1.オーブンレンジで作る焼き芋 焼き芋をオーブンレンジで作る場合は、オーブンを200℃で予熱します。 さつまいもをきれいに洗ったら、アルミホイルを敷いた天板に乗せ、200℃で20分焼いたら、ひっくり返してさらに20分焼きます。 一番太い部分に竹串がすっと通れば完成です。 オーブンレンジで作るときのポイントは、さつまいもをアルミホイルや新聞紙で包まないこと。包んでしまうと蒸したような状態になってしまいます。 オーブンレンジを使ったくわしい調理方法はこちらもご覧ください。 https://oimobicho.jp/recipe-column/yakiimo-oven/ 4-2.炊飯器で作る焼き芋 焼き芋を炊飯器で作る場合は、水の量によって食感を調整することができます。比較的ねっとりとした焼き芋が好きな人は、炊飯器がおすすめです。 さつまいもをよく洗い、皮付きのまま炊飯器に入れ、水をさつまいもの半分くらいの高さまで入れます。 このとき、ねっとり系が好きな人は少し水を多めに、反対にホクホク系が好きな人は少し減らすといいでしょう。 あとは、玄米モードで炊飯するだけ。仕上げにオーブントースターで焼くと、甘味が増しますよ。 炊飯器を使ったくわしい調理方法はこちらもご覧ください。 https://oimobicho.jp/recipe-column/easy-baked-sweet-potato-in-rice-cooker/ 4-3.電子レンジで作る焼き芋 焼き芋は電子レンジでも作ることができます。オーブン機能がなくても、おいしい焼き芋が作れますよ。 さつまいもをよく洗い、濡らしたペーパータオルで全体を包みます。さらに上からラップでしっかりと包んでください。 電子レンジ600Wで1~2分加熱した後、200Wで8~10分ほど温めます。200Wの設定がない場合は、解凍機能を使用してもOK。 ラップとペーパータオルを外し、一番太い部分に竹串がすっと通れば完成です。固い場合は、もう一度ペーパータオルとラップに包み、200Wで30秒ずつ加熱をして様子をみましょう。 くわしい調理方法はこちらもご覧ください。 https://oimobicho.jp/recipe-column/yakiimo-microwave/ まとめ さつまいもの一般的な旬は10月~1月。9月から収穫は始まりますが、少し寝かせてからの方が、さつまいもの甘味が増すため、10月~1月といわれています。 地域によっても収穫時期や旬は異なるので、気になるさつまいもの品種があるときは、確認してみるといいでしょう。 旬といっても、すべてのさつまいもがおいしいわけではありません。 おいしいさつまいもは、色が均一で皮がきれいです。また、持ったときに重量感があります。見極められるように覚えておきましょう。 さつまいもは加工品や味付けをしたものもおいしいですが、旬の季節はシンプルな調理で素材の味を楽しみたいもの。自宅でも焼き芋が作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

猫にさつまいもをあげても大丈夫?安全な量と食べさせ方

さつまいもは人間にとっては栄養豊富な食材ですが、猫に食べさせてもいいのでしょうか? 家族の大事な一員である猫も、さつまいもの栄養で元気になってくれたらうれしいですが、健康上問題があるのであれば避けたいですよね。 そこで今回は、猫にさつまいもを食べさせても問題はないのかくわしく解説します。 1.猫はさつまいもを食べても大丈夫 結論からいうと、猫がさつまいもを食べても問題はありません。芋類は猫が食べても大丈夫な野菜です。 ただし、さつまいもを食べることで健康に支障をきたすことはありませんが、猫は肉食動物のため、好んで食べないことも考えられます。 2.さつまいもは、積極的に食べさせていいものではない さつまいもには、食物繊維やビタミンCなどのビタミン類もたくさん含まれており、栄養が高い食材です。しかし、猫の基本的な主食はキャットフード。 食物繊維が含まれているからといって、お通じがよくなるまで食べさせるのは、かえって消化不良になり、健康を損なってしまいます。ビタミン類も同様で、効果が実感できるまで食べさせるのはよくありません。 栄養が豊富だからといって、人間のようにさまざまな健康効果を得られるわけではないので、主食として積極的に与えることは、おすすめできないのです。 猫の栄養を考えるのであれば、やはり栄養バランスが良く摂れる総合栄養食としてのキャットフードがおすすめです。 3.猫にさつまいもを与える際の注意点 3-1.与えすぎはNG 先ほどもご紹介したとおり、便通の改善やビタミンの効果を得るまで猫にさつまいもを食べさせてしまうと、カロリーオーバーになってしまいます。 猫にさつまいもを与えてもいいのは週に1度、ティースプーン1杯程度のさつまいも1切れ程度です。 さつまいもだけでお腹がいっぱいになってしまい、他に必要な栄養素を摂れなくなってしまうこともあるので、与えすぎには注意しましょう。 3-2.与える際は加熱して、皮を剥き、小さくカットする 猫にさつまいもを与える場合は、消化しやすいように加熱します。 皮にもたくさん栄養がふくまれているさつまいもですが、皮はとくに消化不良を引き起こしやすいため、猫に与えるときは剥いた方がいいでしょう。 さつまいもには糖質が多いため、調味料を使ったものは与えてはいけません。大学芋やスイートポテトなど、糖質の多い加工品を食べさせるのもやめましょう。 3-3.アレルギーに気を付ける 猫によっては、さつまいもがアレルゲンになる場合もあります。 さつまいもを最初に与える際は少しずつ与え、下痢や嘔吐・鼻水や湿疹がないかなど、アレルギー反応を起こしていないか必ず確認をするようにしましょう。 食物アレルギーはすぐに症状が出ない場合もあり、1か月後に発症する場合もあります。アレルギー症状を疑う症状が出た場合は、すぐに動物病院で検査することをおすすめします。 まとめ さつまいもを含む芋類は、猫に与えても問題ない野菜です。しかし、栄養があるからといって、人間と同じ効果が得られるわけではありません。 おやつやキャットフードのトッピング程度に与えるのは問題ありませんが、与えすぎると悪影響を及ぼすので注意してください。 猫にバランスのいい食事をさせたいのであれば、キャットフードを適量与えることをおすすめします。

産地によって違う!?さつまいもの旬の時期と美味しい見分け方

さつまいもがおいしい旬の季節といえば、みなさんご存知、「秋」ですよね! 実は、産地によってさつまいもの旬の時期は違うんです! 今回はさつまいもの代表的な産地と旬、そしておいしいさつまいもの見分け方をご紹介します! 1.産地別!さつまいもの旬の時期はいつ? 1-1.生産量No1 鹿児島県 さつまいもの収穫量日本一は、鹿児島県で、さつまいも収穫量は日本国内全体の30%以上を占めています! 「さつまいも」は「薩摩芋」とも言われるだけあって、鹿児島県から日本全国に広がりました。 その名にふさわしく、鹿児島県が日本一の収穫量を誇っているのです! 鹿児島県では芋焼酎が有名ですよね!芋焼酎の原料である「コガネセンガン」という品種が多く作られています! 鹿児島県は温暖な気候で、さつまいもの生育は早く旬の時期も早くなり9月~11月となります! 1-2.生産量No2 茨城県 生産量第2位は茨城県で、さつまいも収穫量は日本国内全体の20%にのぼります! 茨城県は、焼き芋や干し芋用のさつまいもが主に生産されており、「ベニアズマ」や「紅はるか」等の品種が多く生産されています。 茨城県の旬は鹿児島県に比べると遅12月~2月です! 1-3.生産量No3 千葉県 生産量第3位は千葉県です! 2位の茨城県と同じく、焼き芋や干し芋用のさつまいもの生産が盛んです。旬は茨城県と同じ12月~2月です! 1-4.収穫時期がおいしいの? 実はさつまいもは収穫してすぐが新鮮で一番おいしい食べごろではなく、収穫したてのさつまいもよりも熟成させたさつまいもの方がよりおいしくなります。 収穫したさつまいもは新聞紙などに包んで冷暗所で1ヶ月ほど保管しましょう。そうすると熟成されておいしいさつまいもになってくれます! 2.おいしいさつまいもの見分け方 もちろんおいしいさつまいもを食べたいですよね! 見た目だけでおいしいさつまいもを見分けるにはどうしたらいいの? というみなさんに、おいしいさつまいもの見分け方をご紹介します! 2-1.ツヤがあり皮色が濃いもの 美味しいさつまいもを見分けるには、まず表面を見ましょう! 色が鮮やかでツヤがあり、綺麗なものを選んでください。 また、同じ品種がの中で選ぶ場合は皮の色がより濃いものの方が美味しいさつまいもです! 2-2.表面のくぼみをチェック さつまいもの表面にはくぼみがありそこからひげ根が出ています。 そのくぼみが浅いさつまいもを選びましょう!それが美味しいさつまいもです! くぼみが深いものは繊維質が多く美味しさが減ってしまうので気をつけてくださいね。 2-3.蜜が出ている さつまいもを切った切り口に、あめ色の蜜が出ているもしくは蜜が乾いて黒くなった痕があるものは糖度が高いので、甘いくておいしいさつまいもです! 2-4.重みがあり形がいいもの 持った時にずっしり重いさつまいもを選びましょう! 形はラグビーボールのようなふっくらとした紡錘形(ぼうすいけい)がおすすめです! まとめ さつまいもの代表的な産地 鹿児島県 旬:9月~11月 茨城県 旬:12月~2月 千葉県 旬:12月~2月 さつまいものおいしい見分け方 ツヤがあり、皮の色が鮮やかで濃い色のもの 表面のくぼみが浅いもの ずっしり重く、ふっくらとした紡錘形のもの さつまいもを一番美味しい時期に、よりおいしく食べてくださいね!

いろんなさつまいも(100g = 140kcal)の重さを写真でご紹介!

さつまいもを使って料理をしようとレシピを見ると、 「さつまいも中 1本」や「さつまいも 200g」と書かれていることがありますが、1本て何グラムなんだろう?と考えることはありませんか? 実際に重さを量ってみましたので、ご参考にしてみてください! 1.さつまいも100g のカロリーは 140kcal 文部科学省の日本食品標準成分表が定めるデータを参考にすると、生のさつまいも、100g のカロリーは140kcal となっています。炊飯後のお米100g がおよそ168kcalと言われているので、お米よりも少しカロリーが少ないというのがわかります。 さて、その上で「お店のこの形のさつまいも、だいたい何グラムなんだろう?」というのがわかるように、写真付きで各さつまいものグラム数を紹介していきます! 2.さつまいものグラム数と簡単な見分け目安 2-1.さつまいも中1本の重さ 手のひらにいっぱいの大きさのさつまいもは、一般的に「さつまいも 中」と表現されることが多いです。 こちらの実際の重さを量ってみました。 上の写真サイズのさつまいも、240gでした!このサイズでおおよそ336kcal となります。 私は女性ですが、手が男性並みに大きいので(約18㎝です!)、平均的な女性の手のひらいっぱいの大きさでは200gほどかと思われます! 2-2.半分に切った時 108gでした!このサイズでおおよそ152kcalのカロリーになります。 均等な太さではないので、半分に切っても120gぴったりというわけではないですね。 2-3.1/4に切った時 64gでした!このサイズで90kcalくらいですね。 こちらも1/4でぴったりで60gというわけではないですね。 3.市販のさつまいもの重さは何グラム? 市販されているさつまいもは大きさも太さもいろいろありますね。 重さは何グラムなのか?実証実験です! 3-1.手のひらにすっぽりおさまるサイズのさつまいも   90gでした!なので126kcalほどになります。 手のひらサイズの他のさつまいもも計量しました。   左が79gで110kcalほど、右のさつまいもになると135gなので189kcalくらいのカロリーになります。 長さは同じくらいでも、太さでさまざまですね! 3-2.太いさつまいも 長さは手のひらサイズほどですが、太いさつまいもを計量してみます!    左が329gで右が348gでした! なので左は460kcalと、627kcalほど。太いさつまいもの方が、グッと重たくなりますね。 こちらは同じような見た目で、20gほどの違いでした。 3-3.太くて大きいさつまいも 手のひらよりもさらに大きくて太いサイズのさつまいもを計量です!    396g(554kcal)でした!    334g(467kcal)と394g(551kcal)で、さつまいも中のほぼ2倍の重さがありますね! 3-4.細長いさつまいも そのまま輪切りや乱切りにできような細長いさつまいもを計量してみました! 87g(121kcal)でした!長くてもさつまいも中の半分よりも少ない重さでした。 3-5.小さいさつまいも 袋にたくさん入って販売されているような、手のひらよりも小さいサイズのさつまいもを計量してみました! 一般的に「さつまいも 小」と呼ばれるサイズです。         112g(156kcal)、81g(113kcal)、117g(163kcal)、98g(135kcal)、72g(100kcal) 太い部分があるさつまいもは重くなります。およそ、さつまいも中の半分の重さになります。 まとめ レシピで「さつまいも 中」や「さつまいも 小」といった表記が出てきた時の重さの参考になりましたでしょうか? 手のひらサイズを「さつまいも 中」でおよそ200gと覚えて、お買いものに行ってみてください。 「美味しいさつまいものスイーツが食べたくなってきた!」という方におすすめなのが【さつまいも お芋スイーツ.com】 詳しくはこちら。 ↓↓↓↓↓↓

塩水につけると焼き芋が甘くなる?塩水とフライパンで作る焼き芋の作り方を解説!

甘い焼き芋を食べると幸せな気持ちになりますよね。さつまいもは収穫直後よりも、少し置いておくと甘みが増すといわれています。 さらに焼き芋を作るときは、調理の際に塩水を使うと甘くなるのです。より一層甘いさつまいもを楽しむために、家でも簡単に作れる塩水を使った焼き芋の作り方をご紹介します。 1.塩水を使えばフライパンで甘い焼き芋ができる 自宅で焼き芋を作るときは、トースターやオーブン、炊飯器などを使用するイメージがあるかもしれません。 今回は、塩水を使いフライパンで甘い焼き芋を作る方法をご紹介します。 1-1.さつまいもをキレイに洗い、塩水につける まずはさつまいもを水で洗い、泥などをしっかりと落とし、きれいな状態にしましょう。 ポリ袋やボウルに塩水を作り、1~2時間浸けます。塩は水500ccに対し、小さじ1が目安。ポリ袋は二重にすると安心です。 1-2.塩水で濡らし、ペーパータオルとアルミホイルで包む さつまいもをペーパータオルで包み、もう一度塩水で濡らします。 その上から、さらにアルミホイルで包みましょう。アルミホイルは、二重になるくらいしっかりと巻きます。 1-3.フライパンにお湯を沸かし、加熱する アルミホイルに包んだら、フライパンにさつまいもを入れます。フライパンの底から1~2㎝の水を入れて、中火で加熱し、沸騰したら弱火にしてフタをします。 さつまいもは、低温でじっくりと加熱することで、さらに甘みが増します。 15~20分加熱したら、裏返してさらに15~20分加熱し、一番太い部分に竹串がすっと通れば完成です。 まとめ 焼き芋を作るときは、さつまいもを塩水に浸ける工夫をするだけで、さらに甘くなります。 今回はフライパンでの作り方をご紹介しましたが、トースターやオーブンで焼き芋を作るときも、塩水に浸けると甘さが増しますよ。 自宅で簡単にできるので、試してみてはいかがでしょうか。

焼き芋の正しい保存方法や賞味期限を解説!

焼き芋が大好きなのでたくさん買ってしまい食べきれなかった、思っていたよりも大きく残してしまったなんてことはありませんか? 自宅で焼き芋をたくさん作り、保存しておきたいときもあるでしょう。 そこで今回は、おいしい焼き芋の風味を損なわずに保存する方法を、冷蔵・冷凍にわけて、くわしくご紹介します。 1.焼き芋の常温保存はおすすめできない 結論からいうと、焼き芋の常温保存はおすすめできません。とくに一度口をつけたものは、控えた方がいいでしょう。 どうしても冷蔵や冷凍で保存できない場合は、冬場など涼しい季節に限り、新聞紙で包めば1日程度は保存可能です。 2.焼き芋は冷蔵保存が可能 数日で食べきる場合は、冷蔵保存がおすすめ。焼き芋の正しい冷蔵保存の仕方を見ていきましょう。 2-1.焼き芋の冷蔵保存方法 焼き芋に水分がついていると傷みやすいです。ペーパータオルを使ってきれいに拭き取りましょう。 1本ずつラップにしっかりと包んだら、冷蔵庫へ入れるだけでOK。乾燥しやすいため、隙間なくしっかりと包んでくださいね。 2-2.冷蔵での焼き芋の保存期間 冷蔵で保存した場合は、3~4日以内に食べきりましょう。一度口をつけたものやカットされたものは傷みやすいので、できるだけ早く食べてください。 2-3.冷蔵保存した焼き芋の食べ方 冷蔵保存をした焼き芋は、電子レンジやトースターなどを使って、温め直すといいでしょう。 ホクホクした焼き芋が好きな人は、電子レンジがおすすめ。ねっとりした食感が好みの場合は、トースターやオーブンを使用すると上手に温められます。 おいしく温め直す方法はこちらをご覧ください。 冷めた焼き芋は温め直して食べるのがおすすめ!焼き芋の温め直し方を解説 3.焼き芋の長期保存には冷凍がおすすめ 数日の間に食べきれないという場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存は、焼き芋をどのように食べたいかで、保存方法が変わってきます。 自分の用途に合った保存方法にしましょう。 3-1.焼き芋の冷凍保存方法 まるごと冷凍する また焼き芋として食べたいときはまるごと冷凍がおすすめ。温め直したときに乾燥を防いでくれるからです。 焼き芋をまるごと冷凍するときは、粗熱が取れたら、焼き芋についている水分をペーパータオルで拭き取りましょう。ラップにしっかりと包み、保存袋に入れて冷凍庫へ入れるだけです。 半分に切って冷凍する 焼き芋は凍らせるとアイスのようになります。スイーツ感覚で食べるときは、あらかじめカットしておくと便利です。 半分に切った焼き芋を、一つずつラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。 マッシュして冷凍する 他の料理にも活用したいときは、マッシュして冷凍しましょう。 焼き芋の両端を少し切り落として皮をむき、保存袋に入れます。袋の上から手でもんでつぶしましょう。焼き芋がつぶれたら、袋を閉じて平らな状態にして冷凍庫へ。 小分けにしたい場合は、小さな保存袋を使用するといいでしょう。 3-2.冷凍した焼き芋の保存期間 冷凍した焼き芋は、どの方法でも約1ヶ月もちます。皮付きで冷凍するときは、水分をしっかりと取っておくと、霜がつくのを防げます。 3-3.冷凍した焼き芋の食べ方 冷凍した焼き芋は、アイス感覚でそのまま食べることもできます。 まるごと冷凍した場合は、温め押す際に乾燥を防ぐことができるので、もう一度焼き芋として食べるのもおすすめです。冷凍した場合は、電子レンジで温めると水分が抜けやすいため、トースターやオーブンで温め直すといいでしょう。 マッシュした焼き芋は、コロッケやサラダなどおかずにもなりますが、スイートポテトなどお菓子にするのもいいですね。 まとめ 焼き芋を保存するときは、冷蔵か冷凍にしましょう。常温保存は日持ちもしないため、おすすめできません。 冷蔵でも冷凍でも、保存する前にしっかりと焼き芋の表面についた水分を拭き取り、乾燥しないように、ラップでしっかりと包みましょう。 焼き芋が大量にあるときやすぐに食べきれないときは、なるべく早めに冷凍しましょう。 温め直して焼き芋として食べてもいいですが、アイスにしたり、他の料理に活用したり、レシピの幅も広がります。

冷めた焼き芋は温め直して食べるのがおすすめ!焼き芋の温め直し方を解説

焼き芋はいつ食べてもおいしいですが、旬である秋や寒い季節に食べたくなることが多いのではないでしょうか。 スーパーやコンビニで買ってきた焼き芋が、家についたときには冷めてしまった経験はありませんか? 買いすぎて余ってしまったので、冷蔵庫に保存して、またあとで温めて食べたいときもありますよね。 そこで今回は、食感や風味を損なわず温かい焼き芋を食べたい方へ、冷めた焼き芋を温め直す方法をご紹介します。 1.冷めた焼き芋の温め直し方 1-1.電子レンジでの温め直し 電子レンジで温めると、焼き芋のホクホクした食感を損ないません。 ラップをせずにお皿に乗せ、電子レンジ500Wで3分程度加熱しましょう。大きさによっては温まらないこともあるので、30秒ずつ追加してみてください。 ラップをすると水っぽい焼き芋になってしまいます。また、加熱しすぎると、必要以上に水分が飛んでしまい、パサパサになってしまうので気をつけましょう。 1-2.トースターでの温め直し ホクホクした食感の焼き芋は電子レンジが適していますが、ねっとり食感の焼き芋はトースターがおすすめ。 焼き芋全体をアルミホイルで包み、低温に設定したトースターで5~6分加熱しましょう。 さらにねっとりとした食感を楽しみたいという人は、濡らしたペーパータオルで包んでからアルミホイルで覆うといいですよ。 1-3.オーブンでの温め直し トースターがないという人は、オーブンでもねっとり食感の焼き芋の温め直しが可能です。 焼き芋全体をアルミホイルで包み、180℃で10分程度温めましょう。 低温からじっくりと温めることで、しっとりとした食感が楽しめるので、余熱はなしでOK。 加熱時間は焼き芋の大きさによって変わってくるため、調整してくださいね。 1-4.魚焼きグリルでの温め直し方 魚焼きグリルでも、焼き芋の温め直しは可能です。トースターと同じような香ばしい焼き芋が楽しめます。 焼き芋全体をアルミホイルで包み、弱火で10分程度加熱します。片面焼きの場合は、5分ほど経ったら裏返しましょう。 最後に、アルミホイルを外して表面を焼くと、香ばしさが増しますよ。 トースター同様に、さらにねっとりとした食感を楽しみたいという人は、濡らしたペーパータオルで包んでからアルミホイルで覆いましょう。 まとめ 冷めてしまった焼き芋は、自宅でもできたてのおいしい状態に復活させることができます。 さつまいもの種類や好きな食感にこだわりがある人は、温め方に工夫をしてみてください。 焼き芋は元々水分量が少ないため、温めすぎると水分が飛んでパサパサしてしまいます。なかなか温まらなくても、少しずつ加熱時間を増やしてくださいね。

焼き芋は食べる時、皮ごと食べても大丈夫?さつまいもの皮は栄養満点!

焼き芋に限らず、野菜や果物は皮の近くに栄養がたくさんあると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。 焼き芋も皮ごと摂取した方が、栄養が取れるのであれば、捨ててしまうのはもったいない気もしますが、衛生面も気になるところです。 そこで今回は、焼き芋の皮は食べてもいいのか、皮にはどのような栄養素が含まれているのかなど、くわしくご紹介します。 1.焼き芋の皮は食べても大丈夫! 焼き芋の皮は食べても問題ありません。スーパーやコンビニで売られている焼き芋も、きれいに洗ってから調理されているので、安心して食べられます。 さつまいもは、じゃがいものように皮や芽に毒があるということもないので、取り除かなくても心配はありません。 小さいお子様や高齢者の方は注意が必要 焼き芋の皮は食べられますが、消化があまりよくないため、小さなお子様や高齢者は注意しましょう。 また、大人でも体調が悪いというときは、消化にいいものを摂取した方がいいので、栄養があるからといって無理矢理食べる必要はありません。 2.焼き芋の皮から摂取できる栄養素 焼き芋の皮には、捨ててしまうのはもったいないくらいの栄養がたっぷりと含まれています。焼き芋の皮から摂取できる栄養素と、摂取することで期待できる効果を見ていきましょう。 2-1.クロロゲン酸 クロロゲン酸はポリフェノールの一種。皮の周辺に多く含まれています。 抗酸化作用があり、老化や動脈硬化などを引き起こすとされている活性酸素を除去してくれる効果が期待できます。 焼き芋が美容にもいいといわれる理由は、クロロゲン酸のおかげかもしれませんね。 2-2.アントシアニン 実はさつまいもの皮が紫色なのは、アントシアニンの色です。ブルーベリーなどにも含まれています。クロロゲン酸同様、アントシアニンもポリフェノールの一種。 抗酸化作用も期待できますが、視力改善にも役に立つといわれています。 パソコンやスマートフォンを見る時間が長い人は、焼き芋は皮付きで食べることをおすすめします。 2-3.食物繊維 さつまいもは、皮をむいて食べても食物繊維が取れますが、皮付きの方がさらに多くの食物繊維を摂取できます。 さつまいもを皮なしで食べた場合、100gあたりの食物繊維は約2.2gですが、皮付きで食べた場合は約2.8gにアップします。 さつまいもに含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類。 水に溶ける水溶性食物繊維は、余分な糖質や脂質をキャッチして、腸内環境を整える効果が期待できます。 一方、水に溶けない不溶性食物繊維は、余分な糖質や脂質の排出を促し、水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することでお通じの改善につながります。 焼き芋はダイエットをしたい人にもおすすめの食品です。 2-4.ヤラピン さつまいもを切ると出てくる白い液体の正体は、ヤラピンです。 消化酵素の一種であり、胃の粘膜の保護や腸のぜん動運動を促す効果があるといわれています。 食物繊維と一緒に摂取することで、腸内環境の改善効果が高まります。 まとめ 焼き芋の皮は食べても問題はなく、むしろ捨ててしまうのはもったいないといえるでしょう。 ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やアントシアニン、腸内環境を整えてくれる食物繊維やヤラピンが一気に摂取できるので、ぜひ皮付きのまま摂取することをおすすめします。 今まで焼き芋の皮をむいていた人は、一度皮付きで食べてみてはいかがでしょうか。 焼き芋の皮が食べにくいという場合は、煮物など他の調理方法のときに皮付きで摂取するように心がけてみるといいかもしれませんね。

焼き芋にするならこれ!糖度の高いさつまいもランキング

数あるさつまいもの中で、どのさつまいもが甘いかご存知ですか? さつまいもなんてどれも同じなのでは?と思っている方も多いでしょう。 そこで、今回はさつまいもの糖度、品種ごとの特徴、おいしい焼き芋の作り方を紹介していきます! 1.糖度の高いさつまいもランキング 1位.紅はるか 約30度 紅はるかは近年のやきいもブームを引き起こした火付け役と呼ばれる品種で、しっとりとした肉質とその甘さが人気の秘訣。 生芋の熟成方法や焼く時の焼き方をこだわれば皮までトロトロになるほど柔らかく、糖の香りが他とは比べ物にならないくらい香ばしく食欲をそそります! 焼きたてもおすすめですが、この糖度が高い品種なら冷やして食べても十分においしく食べれるので、夏場は冷やして食べるのもおすすめ! 2位.安納芋 約20度 安納芋は不動の人気を保持している品種。 しっとりしながら甘く、独特なカロテンの風味を持ち合わせた品種。 他のさつまいもに比べてやや小さめのサイズだからこそ糖度が凝縮されています。 数年前までは鹿児島県の種子島で作った品種だけが安納芋と言えるルールでしたが、解禁されてからはどこで作っても安納芋と言えるようになりました! 今は、安納芋と言えば少し値段が高いですが、きっとこれでお手頃価格で安納芋を楽しめる日が来るはず! 3位.紅あずま   約14度 紅あずまは、昔からなじみ深いやきいものホクホク食感が人気の品種です。関東を中心に栽培されています。 果肉の色は黄色く、加熱調理をするとホクホクで、繊維質が少ないのも特徴です。 肝心の甘みについてはしっかりとした甘味の中に上品さがあります。 4位.シルクスイート   約8.8度 シルクスイートはその名の通りシルクのような滑らかな食感がある品種です。 糖度としては、そのほかの品種よりも低いものの、その滑らかな舌触りによって甘さを感じやすくなっているのが特徴です。 人気が広まってきている品種なので今後の広がりにも注目な品種ですね! 2.焼き芋におすすめのさつまいも 2-1.ホクホク昔ながらのさつまいも 鳴門金時 「鳴門金時」は高知県で育成された「高系14号」という品種の系統選抜で、おもに西日本で流通しています。 ホクホクとしていて甘味が強く、特に焼き芋にするとおいしいさつまいもです。 紅あずま 関東を中心に東日本で多く栽培されている品種です。 皮は濃い赤紫色で、果肉は黄色。繊維質が少なめで食味がよく、上品な甘味が特徴です。 ホクホクとした粉質ですが貯蔵することでしっとり感が増し、焼き芋やふかし芋、天ぷらなど幅広い用途で使えます。 「関東85号」×「コガネセンガン」の交配で農業研究センターが育成し、1984年(昭和59年)に命名登録しました。 2-2.ねっとり系のさつまいも 安納芋 「安納いも」は鹿児島県種子島で作られている品種の総称です。 安納いもは総称で、個々の品種としては「安納こがね」と「安納紅」があり、どちらも1998年(平成10年)に登録されています。 皮の色は、安納こがねが淡黄色で、安納紅は赤褐色。 果肉はどちらもカロテンを含んだオレンジ色で甘味が強く、加熱するとねっとりとした食感になります。 蒸してもおいしいですが、焼き芋のほうが特に人気の品種です。 安納芋が全国で作れるようになったことに伴って、JA種子島では安納こがねを「安納もみじ」という名で商標登録を行いました。 紅はるか 2010年(平成22年)に品種登録されたさつまいもで、農研機構の九州沖縄農業研究センターが「九州121号」と「春こがね」を交配して選抜・育成した品種です。 皮は赤紫色で紡錘形。甘味が強くて、貯蔵されたものは粘質でしっとりとした肉質になります。 焼き芋やスイートポテト、天ぷらなどに適していて、口当たりはなめらかです。 ひめあやか ひめあやかは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が育成したサツマイモ品種です。 名前は『いもが小さく、加熱したときの肉色の彩りが鮮やかであることから』とされています。 ひめあやかは平均イモ1個重が「ベニアズマ」や「高系14号」の6割ほどと小さめで200g以下の物が多く、その分全イモ収量は少ない品種です。 イモが小ぶりで食べきりサイズというのがウリです。 一般的に小さなイモは筋が多く美味しくないことが多く規格外扱いとなるが、このひめあやかは小さなイモも美味しいのが特徴。 2-3.2つの味が楽しめるさつまいも シルクスイート カネコ種苗が開発した品種で、親は「春こがね」×「べにまさり」。 名前に「シルク」と付くだけあってなめらかな舌触りが特徴です。 収穫後はホクホクとした食感ですが、貯蔵すると粘質になりしっとりとした食感になります。 甘味が強く、焼き芋やスイートポテト、菓子などにおすすめです。 3.手軽においしい焼き芋の作り方 3-1.トースター調理法 材料 ○さつまいも(小ぶりなもの)・・・1本 ○新聞紙・・・適量 ○アルミホイル・・・適量 作り方 ①さつまいもを皮ごとよく洗う。 ②ヘタを切り落とす。(この時、断面が黄色っぽいものが甘くておすすめ) ③濡らした新聞紙で包んだ後、アルミホイルで包む。 ④トースターで20分焼き、ひっくり返して20分焼いて竹串がすーっと通れば出来上がり! コツ じっくり焼くことで甘い焼き芋に焼きあがります。 小ぶりなさつまいもを選ぶのがポイントです! https://oimobicho.jp/recipe-column/recipe-toaster/ 3-2.炊飯器調理法 材料 ○さつまいも・・・1本 ○水 作り方 ①さつまいもを皮ごとよく洗う。 ②さつまいもを炊飯釜に入れ、水を3合目盛りくらいまで入れたら、炊飯する。 少量作る場合は、途中で蓋を開けて、竹串をさし、良さそうなら炊飯ストップしてください。 ③出来上がったら、ざるにあけ、表面が乾燥したら焼き芋の完成です。 コツ 材料を入れてスイッチを押すだけの簡単レシピです! お好みで水に少し塩をいれてもおいしく仕上がります! 4.市販の糖度が高いさつまいもの見分け方 4-1.外見チェック4つのポイント 皮の色が濃くなっている さつまいもの皮の色が濃くて、ツヤがあり、ハリのあるものがよいです。 これがあるものは中の水分が抜けすぎておらず、生芋状態での水分をしっかりと保持しています。 形はラグビーボールのような真ん中が太くて、端に行くほど細くなっているもので、ずっしりと重たいものがおススメです。 表面のくぼみが浅い さつまいものくぼみが浅いのがおいしいさつまいものポイントです! くぼみが深いものは繊維が多くパサパサに感じやすいです。 なので、でんぷん質が多く繊維が少ないようなものを選ぶことがポイントです! 蜜の乾きで黒い斑点がある 両端のさつまいもの切り口に少しでも蜜がついているものはしっとり甘い可能性があります。 あめ色になっていたり、蜜が乾いて黒くなっているものは、間違いなく甘いはずです! パサパサと感じる原因は水分量だけでなく糖が少ないものも、パサパサに感じやすいです。 糖は水分を保持してくれる役割があるので甘そうなさつまいもを選ぶことをおすすめします! まとめ いかがでしたか? さつまいもは品種によって糖度や触感が全然違います。 紹介したように、とっても簡単においしい焼き芋をつくることができます。 ぜひ好みに合ったさつまいもでおいしい焼き芋を作ってみてくださいね! 「自分で焼き芋を作るのはちょっと手間だな」と思う方には【さつまいも お芋スイーツ.com】がおすすめ! 詳しくはこちら。 ↓↓↓↓↓↓

さつまいもってどこから来たの?さつまいもの歴史と食文化

子どもから大人まで、日本で古くから愛されてきた「さつまいも」。 おやつとしても、料理の一品としても普段何気なく食べているさつまいもですが、 どこからやってきたのか? 名前の由来は何か? 皆さんご存知でしょうか。 この記事ではさつまいものルーツを探り、さつまいもが日本に伝わるまでの歴史と、古くから愛されるさつまいもを通じた食文化についてご紹介します。 1 さつまいもの原産地や語源とは? 1-1 さつまいもはどこで生まれた? 秋の味覚の代表ともされる「さつまいも」。原産地はアメリカのメキシコ南部からペルーにかけての地域で、紀元前800~1,000年前から中央アンデス地方で栽培されていたと言われてます。 その後15世紀にアメリカ大陸に渡った探検家コロンブスによってヨーロッパに持ち帰られましたが、ヨーロッパの涼しすぎる気候はさつまいもと合わず中々栽培には至りませんでした。その後スペイン人やポルトガル人によって東南アジアに伝えられ、暖かい地域がさつまいもに育つのにぴったりだったことから広く作られるようになったのです。 1-2 日本へ伝わった背景 東南アジアに伝わったさつまいもはその後中国へと広がり、1,600年頃に中国福建省から日本にやってきました。琉球王国(沖縄県)から始まり、そこから薩摩の船乗り「前田利右衛門(まえだりえもん)」によって薩摩地方(鹿児島県)全域に伝えられ、本州に伝播していったと言われています。 その後1,833年に江戸時代を襲った天保の飢饉の際に、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗は救荒作物として西日本で普及していたさつまいもを関東で栽培することを命じました。その命に従ってさつまいもを日本全国に普及していったのが、蘭学者「青木昆陽(あおきこんよう)」です。青木昆陽はさつまいもを全国に広めた人物として有名で、「甘藷(かんしょ=さつまいも)先生」とも呼ばれていました。 1-3 さつまいもの語源 さつまいもは薩摩地方に伝えられた当時、「甘藷(かんしょ)」や「唐芋(からいも)」と呼ばれていました。甘藷は「甘い芋」を意味し、唐芋は「唐(中国)から伝わった芋」としてその名が付けられています。 その後青木昆陽が薩摩地方から唐芋を取り寄せたことで、「薩摩(さつま)から伝わった芋」として「さつまいも」という名称が誕生しました。 1-4 日本における主産地 日本全国で広く栽培されているさつまいもですが、生産量は鹿児島県が日本一となります。 さつまいもを使用した芋焼酎などの「飲むさつまいも」のイメージが強い鹿児島県ですが、実は「食べるさつまいも」の出荷量日本一は茨城県なんです。また、茨城県南東部に位置する行方(なめがた)市のさつまいも普及拡大に対する取り組みが平成29年度農業の日本一を決める「天皇杯」において受賞されるなどしており、茨城県は今注目のさつまいもの産地となっております。 ※農林水産省 平成30年度さつまいもの作付面積及び収穫量 統計データによる。 <さつまいもの有名産地ランキングはこちら> https://oimobicho.jp/basic/producing-area/ 1-5 さつまいものブランド産地 さつまいものブランド品種と言えば、徳島県産の鳴門金時や鹿児島県種子島産の安納芋(あんのういも)が有名です。 その他にも、しっとり系、ホクホク系、ねっとり系など、特徴が異なるブランド品種のおいもが日本全国で栽培されています。その中でも今注目なのが、先ほど天皇杯を受賞したとお伝えした茨城県行方市の「いばらきゴールド」です。さつまいも本来のうまみ、しっとり感、ホクホク感、甘みすべての総合バランスがパーフェクトの今話題のブランド品種と言われています。 いばらきゴールドを始めとして、全国各地の7つのおいも畑からお好きな品種のおいもを食べることはもちろん、自分で育てて収穫するまで体験をできる「おいも株オーナー制度」という取り組みを、おいもさんのお店らぽっぽで有名な白ハトグループが運営していますので是非ご覧になってみて下さい。 https://www.lapoppofarm.shop/fs/lapoppofarm/c/oimokabu 2 今でも愛されるさつまいもの食文化 2-1 石焼きいも 石で焼く「石焼きいも」は、昭和26年に元々ラーメン屋をしていた東京都墨田区の三野輪万蔵という方が考案し広まったとされています。窯に熱した石を入れてさつまいもを蒸し焼きにし、それをリヤカーで移動販売するという販売形式でした。 その後リヤカーから聞こえる「い~しや~きいも~♪」の歌が冬の風物詩となるほどに石焼きいもの移動販売は広まりましたが、現在では屋台での販売は減少し、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどにおいて広く販売されるようになっています。 2-2 ねりくり 宮崎県に伝わるさつまいもを使った郷土料理として、「ねりくり」というおやつがあります。 お餅とさつまいもを混ぜてきなこと砂糖をまぶしたお菓子で、素朴な甘さが美味しい、ふるさとの味として親しまれてきました。お正月に食べられることが多く腹持ちも良いおやつなので、お正月に余ったお餅で一品作ってみてはいかがでしょうか? 2-3 いきなり団子 鹿児島県のさつまいもを使った郷土料理と言えば、「いきなり団子」が有名です。 輪切りにしたさつまいもと餡を生地で包み、蒸して調理することでできあがるいきなり団子は、ほくほくのさつまいもと餡の甘味が相性抜群の伝統ある郷土菓子です。この「いきなり」という名前の由来は、 ①短時間で「いきなり」作れる ②来客が「いきなり」来ても出せる ③いきなりな人(=熊本の方言で「大雑把な人」)が作る ④あらかじめ芋を蒸さずに生で調理することから「生き成り」 など、諸説いわれがあります。 由来の通り手近にある材料で簡単に作れるのも魅力の一つのいきなり団子。是非皆さんも試してみてはいかがでしょうか? 2-4 かんころ餅 最後は、長崎県五島列島発祥の郷土料理「かんころ餅」をご紹介します。 半茹でにして天日干しをしたさつまいも(=かんころ)をお餅に混ぜ込んだ素朴な味の一品で、保存食や長崎県のお土産として長く愛されてきました。通常棒状で販売されていることが多く、1~1.5cmほどの厚さに切って軽く焼いて食べるのが一般的です。 長崎県に行った際には、是非お土産にチェックしてみて下さい。 まとめ 以上、さつまいもの歴史についてこの記事では紹介をさせていただきました。 様々な歴史の流れがあり今や日本でも広く愛される食材となったさつまいも。今度さつまいもを調理する際や食卓に出てきた際には、その奥にある歴史を考えながら味わってみてはいかがでしょうか? また、本日ご紹介したさつまいもを使った歴史ある郷土料理は、どれも素朴なさつまいも本来の味を味わうものばかりです。 ちょっとしたおやつに、ホクホクあまーいさつまいもの一品として、是非楽しんでみてくださいね。