数あるさつまいもの中で、どのさつまいもが甘いかご存知ですか?
さつまいもなんてどれも同じなのでは?と思っている方も多いでしょう。
そこで、今回はさつまいもの糖度、品種ごとの特徴、おいしい焼き芋の作り方を紹介していきます!
目次
1.糖度の高いさつまいもランキング
1位.紅はるか 約30度
紅はるかは近年のやきいもブームを引き起こした火付け役と呼ばれる品種で、しっとりとした肉質とその甘さが人気の秘訣。
生芋の熟成方法や焼く時の焼き方をこだわれば皮までトロトロになるほど柔らかく、糖の香りが他とは比べ物にならないくらい香ばしく食欲をそそります!
焼きたてもおすすめですが、この糖度が高い品種なら冷やして食べても十分においしく食べれるので、夏場は冷やして食べるのもおすすめ!
2位.安納芋 約20度
安納芋は不動の人気を保持している品種。
しっとりしながら甘く、独特なカロテンの風味を持ち合わせた品種。
他のさつまいもに比べてやや小さめのサイズだからこそ糖度が凝縮されています。
数年前までは鹿児島県の種子島で作った品種だけが安納芋と言えるルールでしたが、解禁されてからはどこで作っても安納芋と言えるようになりました!
今は、安納芋と言えば少し値段が高いですが、きっとこれでお手頃価格で安納芋を楽しめる日が来るはず!
3位.紅あずま 約14度
紅あずまは、昔からなじみ深いやきいものホクホク食感が人気の品種です。関東を中心に栽培されています。
果肉の色は黄色く、加熱調理をするとホクホクで、繊維質が少ないのも特徴です。
肝心の甘みについてはしっかりとした甘味の中に上品さがあります。
4位.シルクスイート 約8.8度
シルクスイートはその名の通りシルクのような滑らかな食感がある品種です。
糖度としては、そのほかの品種よりも低いものの、その滑らかな舌触りによって甘さを感じやすくなっているのが特徴です。
人気が広まってきている品種なので今後の広がりにも注目な品種ですね!
2.焼き芋におすすめのさつまいも
2-1.ホクホク昔ながらのさつまいも
鳴門金時
「鳴門金時」は高知県で育成された「高系14号」という品種の系統選抜で、おもに西日本で流通しています。
ホクホクとしていて甘味が強く、特に焼き芋にするとおいしいさつまいもです。
紅あずま
関東を中心に東日本で多く栽培されている品種です。
皮は濃い赤紫色で、果肉は黄色。繊維質が少なめで食味がよく、上品な甘味が特徴です。
ホクホクとした粉質ですが貯蔵することでしっとり感が増し、焼き芋やふかし芋、天ぷらなど幅広い用途で使えます。
「関東85号」×「コガネセンガン」の交配で農業研究センターが育成し、1984年(昭和59年)に命名登録しました。
2-2.ねっとり系のさつまいも
安納芋
「安納いも」は鹿児島県種子島で作られている品種の総称です。
安納いもは総称で、個々の品種としては「安納こがね」と「安納紅」があり、どちらも1998年(平成10年)に登録されています。
皮の色は、安納こがねが淡黄色で、安納紅は赤褐色。
果肉はどちらもカロテンを含んだオレンジ色で甘味が強く、加熱するとねっとりとした食感になります。
蒸してもおいしいですが、焼き芋のほうが特に人気の品種です。
安納芋が全国で作れるようになったことに伴って、JA種子島では安納こがねを「安納もみじ」という名で商標登録を行いました。
紅はるか
2010年(平成22年)に品種登録されたさつまいもで、農研機構の九州沖縄農業研究センターが「九州121号」と「春こがね」を交配して選抜・育成した品種です。
皮は赤紫色で紡錘形。甘味が強くて、貯蔵されたものは粘質でしっとりとした肉質になります。
焼き芋やスイートポテト、天ぷらなどに適していて、口当たりはなめらかです。
ひめあやか
ひめあやかは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が育成したサツマイモ品種です。
名前は『いもが小さく、加熱したときの肉色の彩りが鮮やかであることから』とされています。
ひめあやかは平均イモ1個重が「ベニアズマ」や「高系14号」の6割ほどと小さめで200g以下の物が多く、その分全イモ収量は少ない品種です。
イモが小ぶりで食べきりサイズというのがウリです。
一般的に小さなイモは筋が多く美味しくないことが多く規格外扱いとなるが、このひめあやかは小さなイモも美味しいのが特徴。
2-3.2つの味が楽しめるさつまいも
シルクスイート
カネコ種苗が開発した品種で、親は「春こがね」×「べにまさり」。
名前に「シルク」と付くだけあってなめらかな舌触りが特徴です。
収穫後はホクホクとした食感ですが、貯蔵すると粘質になりしっとりとした食感になります。
甘味が強く、焼き芋やスイートポテト、菓子などにおすすめです。
3.手軽においしい焼き芋の作り方
3-1.トースター調理法
材料
○さつまいも(小ぶりなもの)・・・1本
○新聞紙・・・適量
○アルミホイル・・・適量
作り方
①さつまいもを皮ごとよく洗う。
②ヘタを切り落とす。(この時、断面が黄色っぽいものが甘くておすすめ)
③濡らした新聞紙で包んだ後、アルミホイルで包む。
④トースターで20分焼き、ひっくり返して20分焼いて竹串がすーっと通れば出来上がり!
コツ
じっくり焼くことで甘い焼き芋に焼きあがります。
小ぶりなさつまいもを選ぶのがポイントです!
3-2.炊飯器調理法
材料
○さつまいも・・・1本
○水
作り方
①さつまいもを皮ごとよく洗う。
②さつまいもを炊飯釜に入れ、水を3合目盛りくらいまで入れたら、炊飯する。
少量作る場合は、途中で蓋を開けて、竹串をさし、良さそうなら炊飯ストップしてください。
③出来上がったら、ざるにあけ、表面が乾燥したら焼き芋の完成です。
コツ
材料を入れてスイッチを押すだけの簡単レシピです!
お好みで水に少し塩をいれてもおいしく仕上がります!
4.市販の糖度が高いさつまいもの見分け方
4-1.外見チェック4つのポイント
皮の色が濃くなっている
さつまいもの皮の色が濃くて、ツヤがあり、ハリのあるものがよいです。
これがあるものは中の水分が抜けすぎておらず、生芋状態での水分をしっかりと保持しています。
形はラグビーボールのような真ん中が太くて、端に行くほど細くなっているもので、ずっしりと重たいものがおススメです。
表面のくぼみが浅い
さつまいものくぼみが浅いのがおいしいさつまいものポイントです!
くぼみが深いものは繊維が多くパサパサに感じやすいです。
なので、でんぷん質が多く繊維が少ないようなものを選ぶことがポイントです!
蜜の乾きで黒い斑点がある
両端のさつまいもの切り口に少しでも蜜がついているものはしっとり甘い可能性があります。
あめ色になっていたり、蜜が乾いて黒くなっているものは、間違いなく甘いはずです!
パサパサと感じる原因は水分量だけでなく糖が少ないものも、パサパサに感じやすいです。
糖は水分を保持してくれる役割があるので甘そうなさつまいもを選ぶことをおすすめします!
まとめ
いかがでしたか?
さつまいもは品種によって糖度や触感が全然違います。
紹介したように、とっても簡単においしい焼き芋をつくることができます。
ぜひ好みに合ったさつまいもでおいしい焼き芋を作ってみてくださいね!
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