さつまいもの苗の選び方!良い苗を見分ける4つのポイントをご紹介

さつまいもの苗の選び方!良い苗を見分ける4つのポイントをご紹介

さつまいもの良い苗は、茎が太く、葉の色が濃く、節間が詰まっている苗です。

「ホームセンターで苗を見ても、どれを選べばいいのか分からない」と悩んでいませんか?

苗選びは、その後の生育と収穫量を大きく左右します。元気のない苗を植えると、いくら手入れをしても十分な収穫が望めません。

本記事では、良い苗を見分ける4つのポイント、購入場所と時期、植え付けまでの保管方法、自分で苗を増やす方法まで解説します。

1. 良い苗の条件

さつまいもの苗は、次の4つの条件を満たしているものを選びましょう。

  1. 茎が太く、しっかりしている
  2. 葉の色が濃く、厚みがある
  3. 節と節の間が詰まっている
  4. 葉が7〜8枚ついている

なぜこの4つが重要なのか、順番に見ていきましょう。

2. 良い苗の見分け方4つのポイント

2-1. 茎の太さ

茎が太く、しっかりしている苗を選びます。

茎は苗全体の養分を運ぶ幹になる部分です。細くひょろひょろした茎の苗は、植え付け後の生育が遅れやすく、イモも太りにくくなります。

店頭で苗を手に取れる場合は、軽く触ってみて、ぐらつかずにしっかりした感触があるかを確認しましょう。

2-2. 葉の色と厚み

葉の色が濃く、厚みがある苗は、光合成の力が強く、元気に育ちやすい苗です。

逆に、葉が黄色っぽく変色していたり、薄い緑色だったりする苗は、栄養が足りていなかったり、生育が弱っていたりするサインです。

2-3. 節間(節と節の間)

葉の付け根の「節」と「節」の間が、間延びせず詰まっている苗を選びます。

節間が間延びした苗は、日照不足や肥料の与えすぎなどで徒長している可能性があります。徒長した苗は、植え付け後の根付きが悪くなりやすいです。

2-4. 葉の枚数と長さ

葉が7〜8枚程度ついていて、長さが15〜30cm程度の苗が目安です。

葉が少なすぎる苗は光合成が足りず、多すぎる苗は植え付け時に負担がかかりやすくなります。

また、茎や葉に黒い斑点・変色・しおれがないかも必ず確認しましょう。黒斑病やつる割病などの病気の初期症状の可能性があります。

3. 良い苗と悪い苗の比較表

店頭で迷ったときに使える、良い苗と悪い苗の比較表です。

チェック項目 良い苗 悪い苗
太くしっかりしている 細くひょろひょろしている
葉の色 濃い緑色で厚みがある 黄色っぽい・薄い緑色
節間 詰まっている 間延びしている
葉の枚数 7〜8枚程度 少なすぎる・多すぎる
長さ 15〜30cm程度 長すぎる・短すぎる
病気のサイン 黒い斑点・しおれなし 黒い斑点・変色・しおれあり
切り口 変色・腐敗なし 根元が変色・腐敗している

4. 苗を買える場所と時期

さつまいもの苗は、ホームセンターや園芸店、農家の直売所などで購入できます。

販売時期は地域によって異なりますが、4月下旬ごろから販売が始まることが多いです。

植え付け適期は5月上旬〜6月末(平均気温18℃以上が目安)です。

苗はあまり長持ちしないので、苗の購入は植え付け予定日の5日以内を目安にしましょう。

人気の品種は早くに売り切れることもあるため、植え付けの計画が決まったら早めに確認しておくと安心です。

店頭では、少し価格は高いですが『ウイルスフリー苗(バイオ苗)』と書かれた苗が売られていることもあります。

病気に強く、初心者でも大収穫を狙いやすいため、失敗したくない場合はこちらを選ぶのもおすすめです。

品種選びに迷う場合は、次の記事で初心者向けの品種を比較しています。

👉 家庭菜園のさつまいもにおすすめの品種はこれ!初心者向け5品種を比較

5. 植え付けまでの苗の保管方法

苗は購入後、すぐに植え付けるのが基本です。

どうしても数日置く場合は、次の方法で保管しましょう。

  1. 苗の根元を濡れた新聞紙で包む
  2. 袋の口を開けたままビニール袋に入れる
  3. 冷暗所で保管する

この方法で5日程度は持たせられます。

直射日光の当たる場所や高温の場所に置くと、苗がしおれてしまうため注意しましょう。

6. 自分で苗を増やす場合(芽出し)

市販の苗を買わずに、種芋から自分で苗を育てる方法もあります。

芽出しの流れは次のとおりです。

  1. 殺菌処理: 種芋を47〜48℃のお湯に約40分間浸けて、黒斑病などの病気を予防します
  2. 芽出し: 発芽に適した25〜30℃の環境で種芋を管理します
  3. 苗の切り取り: 芽出しから1ヶ月半ほど経ち、葉が7〜8枚に育ったら、上から5節目の1cm下で切り取ります
  4. 植え付け待ち: 切り取った苗は3〜4日風通しの良い日陰に置き、白い不定根が出てきたら植え付け可能です

芽出しの適期は3月頃で、種芋1つからシーズン中に20本程度の苗が取れます。

芽出しの温度管理や、水耕栽培・温床栽培それぞれの具体的な手順は、次の記事でくわしく解説しています。

👉 初心者でも簡単!さつまいもの芽出しのやり方

7. さつまいもの苗選びに関するよくある質問

7-1. 苗はいつ買えばいいですか?

植え付け予定日の5日以内を目安に購入しましょう。

苗は鮮度が大切です。早く買いすぎて保管が長引くと、苗が弱ってしまうことがあります。

7-2. 苗がしおれていたら植えても大丈夫ですか?

軽いしおれなら、植え付けて水を与えれば回復することが多いです。

ただし、茎や葉が変色していたり、黒い斑点がある苗は避けましょう。病気の可能性があり、畑全体に広がるおそれがあります。

7-3. 苗の長さはどれくらいがいいですか?

15〜30cm程度が目安です。

長すぎる苗は植え付け時に深く埋めることになり、逆に短すぎる苗は栄養が少なく生育が遅れやすいです。

まとめ

さつまいもの苗選びのポイントをまとめます。

  • 良い苗は茎が太い・葉色が濃い・節間が詰んでいる・葉が7〜8枚の4条件
  • 黒い斑点・変色・しおれがある苗は病気の可能性があるため避ける
  • 苗の販売は4月下旬ごろから。購入は植え付け予定日の5日以内が目安
  • 保管は濡れた新聞紙+ビニール袋で冷暗所に。5日程度が目安
  • 自分で苗を作る場合は、殺菌処理をしてから芽出しする

良い苗が用意できたら、いよいよ植え付けです。

植え付けの方法や、畝・マルチの準備については、以下の記事でくわしく解説しています。

👉 さつまいもの育て方完全ガイド|土作りから収穫・貯蔵まで家庭菜園の全工程を徹底解説