ホクホクのさつまいもは、そのまま食べても、ひと手間加えてごはんのおかずにしてもおいしいですよね。
スイーツにもなる万能なさつまいもは、腹持ちがよくダイエットにも適しているといわれることもあります。
しかし、さつまいもって腹持ちがいいということは、長い間とどまるイメージがあり、あまり消化がよくないのでは?と思った人も多いでしょう。
そこで今回は、さつまいもは消化されるまでどのくらいの時間がかかるのか、消化をよくする方法などをくわしく解説します。
目次
1.さつまいもの消化は遅い?
1-1.さつまいもの消化にかかる時間
さつまいもの消化にかかる時間は、約60分。
肉類やナッツ類よりは消化が早いものの、他の野菜や果物と比較してみると、やや消化が遅いことがわかります。
メロン | 約30分 |
オレンジ | 約30分 |
りんご | 約40分 |
生野菜 | 約30~40分 |
さつまいも | 約60分 |
玄米 | 約90分 |
ナッツ類 | 約2~3時間 |
鶏肉 | 約1.5~2時間 |
牛肉 | 約3~4時 |
豚肉 | 約4.5~5時間 |
1-2.他の野菜に比べてさつまいもの消化に時間がかかる理由
さつまいもの消化に時間がかかる主な理由は、食物繊維。食物繊維の多い食材は、胃に長くとどまる特徴があります。
基本的に人が持つ酵素では、食物繊維は消化や吸収ができない栄養素のため、水分を吸収して膨張し、ゆっくりと消化されていくのです。
1-3.さつまいもの消化を良くするには
さつまいもは熟成していない場合、消化に時間がかかります。消化のことを考えるのであれば、しっかりと糖化がされ熟したさつまいもを選ぶことがポイント。
また、さつまいもを加熱調理後に冷やして食べると、難消化性でんぷんのレジスタントスターチの量が増えるため、消化が悪くなるといわれています。
消化しやすくするためには、温かい状態で食べるのがベストです。
2.風邪や体調不良時はさつまいもはNG
風邪を引いたときなど体調が悪いときは、胃腸に負担をかけない消化にいい食べ物がおすすめです。消化に時間のかかるさつまいもは好ましくありません。
同じ芋類でも、じゃがいもやさといもの方が消化しやすいです。
どうしてもさつまいもが食べたいという場合は、よく噛んで食べる、温かいスープにする、細かく刻んでおかゆに混ぜるといった消化をよくする方法がありますが、できれば控えた方がいいでしょう。
3.腹持ちのいいさつまいもはダイエットにおすすめ
消化がよくないことはデメリットばかりではありません。消化に時間がかかるということは「腹持ちがいい」ということです。
そのため、さつまいもはダイエットに取り入れるのもおすすめ。間食をしたくなったときに摂取したり、運動を行う前に栄養豊富なさつまいもを食べたりすると効果が期待できます。
また、ダイエットには腸内環境を整えることも欠かせません。お通じの改善も期待できるさつまいもはダイエットにぴったりです。
さつまいものダイエット効果については下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
さつまいもでダイエット?さつまいもダイエットの効果ややり方やおすすめレシピを解説!
まとめ
さつまいもは、他の野菜や果物と比べると消化に時間がかかります。食物繊維が多いことが理由の一つですが、食物繊維はお通じの改善にも役立つものです。
また、食物繊維以外にもさつまいもにはたくさんの栄養が含まれています。体調不良の際は、さつまいもはできれば避けて消化にいいものを摂取した方がいいですが、消化に時間がかかることは、腹持ちがいいということ。
ダイエットをしている人にとっては、ぜひ摂取したい食材なのでさつまいもを活用してみてくださいね。
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