さつまいもから作られている干し芋は栄養価が高く、健康にいいと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
健康にいいといわれても、干し芋だけを摂取するわけにはいかないため、どんな効果があるのか気になりますよね。
干し芋に含まれている栄養を知り、食事のバランスも考えたいところです。
そこで今回は、干し芋に含まれる栄養と身体にどのような効果が表れるのか、くわしく解説します。
目次
1.干し芋に含まれる栄養と健康的な効果
干し芋には食物繊維やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養が含まれています。
また、干し芋の甘みは砂糖ではなく、さつまいもの自然の甘みであることから、ダイエット中にもおすすめの食材です。
具体的にどのような栄養と効果が期待できるのか確認していきましょう。
1-1.豊富な食物繊維によるお通じの改善
干し芋は、蒸したさつまいもと比べると、食物繊維が約2倍。食物繊維は腸内環境を整えてくれるため、お通じの改善につながります。
食物繊維の一日の摂取目安は、成人男性で21g以上、女性は18g以上といわれていますが、現代の食事ではかなり意識をしないと難しいといわれています。
干し芋には100gあたり5.9gほど含まれているため、食事やおやつとして摂取すれば、目安量に近づけることが可能です。
1-2.カリウム・マグネシウムで高血圧予防
干し芋にはカリウムやマグネシウムも豊富です。カリウムやマグネシウムは血糖値を抑える働きがあり、高血圧の予防が期待できます。
高血圧は脳卒中や心疾患など、重大な病気の原因になることも考えられます。気軽に摂取できる干し芋で、カリウムやマグネシウムを補えるのはうれしいですね。
1-3.ビタミンによる免疫力の向上
干し芋に豊富に含まれるビタミンCやビタミンB、パントテン酸は、免疫力の向上が期待できます。また、ビタミンCやビタミンB、パントテン酸の効果は、免疫力をアップさせるだけではありません。
ビタミンCは、身体に侵入してきたウイルスを撃退する効果も期待できます。
ビタミンBは、疲労回復効果もあるといわれており、代謝をよくしてくれます。
パントテン酸はストレスを軽減してくれるため、干し芋を摂取することで身体だけではなく心も健康的になることでしょう。
1-4.ビタミンや抗酸化作用による美容効果
干し芋にはさまざまなビタミンが含まれており、美容効果が期待できるビタミンEも摂取できます。
ビタミンEは紫外線や外的刺激から肌を守り、新陳代謝を高めるためシミの原因といわれているメラニンの排出も促進してくれます。また、ビタミンEは抗酸化作用で細胞の酸化も防ぐ優れもの。
肌の悩みがある人は積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。
1-5.貧血予防になる鉄分
ミネラルである鉄分も大切な栄養の一つです。干し芋には鉄分も豊富で100gにつき0.83gの鉄分が含まれています。
鉄分が不足すると身体に酸素が行きわたらず、貧血を起こすことも。
また、貧血だけではなくさまざまな体調不良を起こす恐れもあるため、気になる人は干し芋を食べて鉄分不足を防ぎましょう。
1-6.脂質の低さからダイエット時のおやつにもおすすめ
干し芋はダイエット時のおやつにもおすすめです。「カロリーが高いので、反対に太ってしまうのでは?」と気になる人もいるかもしれません。
しかし、干し芋はカロリーが高くても脂肪となる脂質が低く、ダイエットの際のおやつにぴったり。
また、干し芋はさつまいも本来の甘みのため砂糖を使用していないことや、噛みごたえがあり腹持ちがいいこともダイエットに向いているスイーツといえるでしょう。
2.栄養が豊富で無添加だから子どものおやつにもおすすめ
干し芋は栄養が豊富で無添加であることから、子どものおやつにもおすすめです。
子どもは胃が小さく、消化器官も未熟です。一回の食事でたくさんの量を食べることができないため、補食として栄養がたくさん摂れる干し芋が適しています。
干し芋は調理なしでも食べられ、持ち運びもしやすいため、忙しいときや外出先でも手軽に摂取可能です。
まとめ
干し芋は食物繊維をはじめ、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
お通じの改善や高血圧の予防、免疫力の向上など、身体にうれしい効果が期待できるため、定期的に摂取してみてはいかがでしょうか。
干し芋は調理をしなくてもそのまま食べることができ、手軽なのもうれしいポイント。
ダイエット中に甘いものが食べたくなってしまったときや、子供のおやつとしてもおすすめですよ。
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