
さつまいもはダイエットに向いていると聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。栄養豊富なさつまいもは、ダイエットだけではなく美容効果も期待できるといわれています。
さつまいもにはどのような栄養が含まれているのか、また美容効果は本当にあるのかくわしく解説します。
目次
1.さつまいもに含まれている栄養素
1-1.食物繊維
さつまいもは食物繊維が豊富。食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水には溶けない不溶性食物繊維があります。
さつまいもにはどちらの食物繊維も含まれており、とくにセルロースという不溶性食物繊維が豊富です。
1-2.ヤラピン
さつまいもを切った際に、白い液体のようなものが出てくることがあります。これがヤラピンです。ヤラピンはさつまいもにしかない栄養素。
加熱しても壊れにくく、整腸作用が期待できるといわれています。
1-3.ビタミンC
100gのさつまいもには、約25mgのビタミンCが含まれています。この量は一日に必要なビタミンCの1/4です。
本来ビタミンCは熱に弱いですが、さつまいもに含まれるでんぷんが守ってくれるため、加熱調理をしても壊れにくく、しっかりとビタミンCが摂取できます。
1-4.カリウム
さつまいもには100gで約540mgのカリウムが含まれており、その量はごはんの約18倍。カリウムには余分なナトリウムや老廃物を排出してくれる作用があるといわれています。
1-5.アントシアニン
アントシアニンはポリフェノールの一種。すべてのさつまいもにアントシアニンが含まれているわけではありません。
果肉が紫色の「紫芋」と呼ばれる種類のさつまいもが持っている成分です。さつまいもに含まれるアントシアニンは16種類以上と豊富です。
2.さつまいもを食べることで得られる美容効果
2-1.カリウムによるむくみ解消
むくみは、塩分を摂取しすぎると、適切な塩分濃度にしようと体が水分を貯めるため起こる現象です。
さつまいもに含まれるカリウムには、余分なナトリウムや老廃物を排出する作用があり、むくみを解消してくれる効果が期待できます。
むくみは体を冷やさないことも大切。温かい牛乳などと一緒にさつまいもを摂取するとより効果的です。
2-2.ビタミンやポリフェノールによる美肌効果
コラーゲンの生成を促すビタミンCや糖をエネルギーに変えるビタミンB群、抗酸化作用があるビタミンEなど、美肌効果があるといわれているビタミンがたくさん含まれているさつまいも。
紫芋のポリフェノールは眼精疲労に効くだけではなく、抗酸化作用もあります。
2-3.食物繊維やヤラピンによるお通じの改善
さつまいもには2種類の食物繊維が含まれており、腸内環境を整えてくれます。水溶性食物繊維は、余分な糖質や脂質をキャッチしてくれます。
不溶性食物繊維は、大腸まで届き余分な糖質や脂質の排出を促し、水分を吸い込んで膨らみ便のかさを増やして腸を刺激してくれるので、お通じ改善にも効果的。ヤラピンと一緒に摂取できることで相乗効果が期待できます。
便秘が続くと悪玉菌が増え、ニキビや肌荒れなどを引き起こす原因になってしまうため、美肌を目指すには腸内環境を整えるように心がけましょう。
3.美容におすすめなさつまいもの食べ方
3-1.蒸して食べる
さつまいもはシンプルに蒸すだけでも、甘味と旨味を十分に感じられます。塩をかけてしまうと塩分の取りすぎになってしまうため、むくみが悪化してしまうことも。
バターや砂糖、はちみつなどを使用してもおいしいですが、つけすぎるとカロリーの摂りすぎになってしまいます。
美容効果やダイエット効果を得たいときは、さつまいもの素材の味を楽しむといいでしょう。さつまいもの蒸し方はこちらをご覧ください。
3-2.サラダにして食べる
さつまいもはサラダにして食べるのもおすすめ。野菜やフルーツとも相性がいいさつまいもは、さまざまなサラダに活躍します。
さつまいもをプラスすると満足感があり腹持ちがいいので、食べすぎ防止になるのもうれしいポイント。
さつまいもを使った簡単に作れるおすすめサラダも紹介しているので、ぜひこちらをご覧ください。
まとめ
さつまいもには、さまざまな栄養素が含まれており、美容効果を得られるビタミンや食物繊維が豊富です。
さつまいもだけに含まれるヤラピンは、食物繊維と合わせて摂取できるので、腸内環境を整えお通じを改善してくれます。
美容効果やダイエット効果を得たいのであれば、調味料などを使いすぎずシンプルな食べ方がおすすめです。
肌トラブルが気になったときは、さつまいもを摂取してみてはいかがでしょうか。
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