紫色のさつまいもは、皮・果肉の色が紫色になっためずらしい品種・見た目なので、
「美味しく食べられるのかな?」
「そもそも紫のさつまいもって、栄養価はどうなの?」
と、ちょっぴり不安に感じたことはあるかもしれません
紫色のさつまいもは、一般的なさつまいもと同じように美味しく食べられ、料理に使うと紫色が活きたレシピに変わる、見た目もキレイな食材として知られています。
ここでは、紫のさつまいもの気になる栄養価と、カンタンに作れる美味しいレシピをまとめてご紹介します♪
目次
1.そもそもなぜ紫色になるの?その理由と栄養価
紫色がめずらしいさつまいもは、癒しや集中力の維持など、カラーセラピー専用の食品としても用いられることがあるんです。
さつまいもが紫色になる気になる理由、栄養成分の特徴やメリットについて見ていきましょう。
1-1.「アントシアニン」でさつまいもは紫色になる
さつまいもが紫色になっているのは、「アントシアニン」という紫色の栄養成分が豊富に含まれているため。
アントシアニンは、優れた抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、
- 細胞の老化を食い止める
- 若々しいお肌、体質へと導く
- 老化の原因となる活性酸素の発生を抑える
などの働きがあり、さまざまなサプリメント・健康食品、スキンケアアイテムなどにも使われています。
1-2.他の栄養は普通のさつまいもと同じ?
一般的な色のさつまいもの、紫色のさつまいもには違った栄養成分が含まれているのか?こちらもとても興味を惹かれるポイントですよね。
紫色のさつまいもは、
- 食物繊維:腸内環境の健康に役立つ
- 糖質:細胞や脳のエネルギー源になる
- カリウム:体内に蓄積されたままの余分な水分、塩分を排出し、むくみを緩和する
- ビタミンC:疲労回復、コラーゲンを産生してツヤ、ハリのある美肌に
- βカロテン:老化の原因となる活性酸素の発生を抑える
など、一般的なさつまいもと同じ栄養成分が含まれています。
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2.紫色のさつまいもの気になる味とおすすめの品種
紫色のさつまいもは、スーパーマーケットでもなかなか目にすることのできない、めずらしく貴重な種類となっているので、味わい・風味のイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、紫色のさつまいもの気になる味・風味についてお伝えしましょう。
2-1.紫色のさつまいもの本来の味とは?
紫色のさつまいもは、わたしたちが良く目にするさつまいもに比べると、甘さが控えめなので、さまざまな料理に活用しやすいメリットがあります。
また、紫色のさつまいものメインとなる栄養成分・アントシアニンは、甘みを抑える作用を持ち、ややクセのある風味・味わいが特徴です。
2-2.おすすめの品種
「パープルスイートロード」
2014年11月に品種登録がされたばかりの紫色のさつまいも、「パープルスイートロード」は農研機構によって開発されたさつまいもで、9~11月初旬までが旬の時期と言われています。
パープルスイートロードは一般的な紫色のさつまいもよりも甘みが強く、スイーツなどの料理にもおすすめ◎
また、パープルスイートロードは、特別な加工・調理をしなくても、蒸すだけ・焼くだけでも甘く美味しく食べることができ、加熱をするとさらに紫色が濃くなって、レシピの見た目もウンと華やかに変わりますよ。
種子島紫いも
種子島紫は、表皮は白っぽいのですが、果肉は紫色をしていて、加熱することで更に色が鮮やかになる品種です。また「甘い紫芋」としても知られ、加熱するとホクホクした食感が楽しめるため焼き芋はもちろん、スイートポテトや様々なスイーツの材料としても人気があります。
3.紫色のさつまいもの色を活かしたレシピ3選
紫のさつまいもは、この色を活かした見た目もキレイで美味しいレシピがたくさんあります。
ここでは、紫のさつまいもの料理で人気・美味しいと好評のおすすめレシピ5選集めて、作り方や調理のポイントをお伝えしていきますね!
3-1.紫色が鮮やか|紫色のさつまいものスイートポテト
一般的に知られているさつまいもよりも、鮮やかな紫色のさつまいもを使ったスイートポテトは、斬新な見た目が特徴になっているので、小さなお子さまにもインパクトを与えられるレシピになりますよ◎
~材料~
・紫のさつまいも:600g
・お砂糖またはオリゴ糖:60g
・塩:ひとつまみ
・生クリーム:50㏄
・牛乳:50㏄
・無塩バター:少量
・照り用の卵黄:1/2
~作り方~
- 紫のさつまいもを皮付きのまま、乱切りにして5分ほどボウルの水につけます。
- 耐熱容器に紫のさつまいもを入れて、レンジで5分程度チンしましょう。
- ボールにやわらかくなった紫のさつまいもを入れ、スプーンやブレンダーでつぶします。
- 砂糖と塩、無塩バターを入れてさらにつぶし、生クリームと牛乳を加えてなめらかなペースト状に整えます。
- さつまいものような長め・太めのカタチを作り、アルミカップにのせたら、表面に卵黄を塗ります。
- トースターで15分程度焼いて、出来上がりです♪
~コツ・ポイント~
紫のさつまいもは、じっくり時間をかけて細かに潰すと、含まれているポリフェノールが染み出し、この栄養成分をまるごと補うことができますよ。
3-2.見た目にもおいしい|紫色のさつまいもの芋ようかん
続いては、見た目もキレイ、しっとりした食感がクセになる、紫のさつまいもの芋ようかんレシピをご紹介しましょう!
~材料~
・紫のさつまいも:500~600g
・砂糖:120g
・塩:少量
・粉タイプの寒天:8g
・水:200㏄
~作り方~
- 紫のさつまいもの皮を剥き、好きな大きさにカットします。
- カットした紫のさつまいもを耐熱容器に入れ、ラップをかけたら、レンジで7~10分程度温めましょう。
- やわらかくなった紫のさつまいもを裏ごしします。
- 鍋に水、粉タイプの寒天、砂糖を入れ、中火にかけます。
- 砂糖、粉タイプの寒天が溶けたらいったん火を止め、裏ごしした紫のさつまいもを加え、木べらを使ってなめらかになるまでつぶします。
- ようかん用の容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて、1時間冷やして完成です!
~コツ・ポイント~
紫のさつまいもの芋ようかんは、粉タイプの寒天を使うことでさつまいも特有の粘り気がなくなり、あっさりとした食べやすい食感に仕上がりますよ。
3-3.子どもも喜ぶ|紫色のさつまいものポタージュスープ
最後に、小さなお子さまも大満足、カンタンに作れて栄養も満点の、紫色のさつまいものポタージュスープレシピにトライしてみましょう♪
~材料~
・紫いも:500g
・玉ねぎ:2個
・牛乳:200ml
・水:150ml
・バター:30g
・野菜ブイヨン:小さじ1
・塩、コショウ:適量
~作り方~
- 紫のさつまいもを皮付きのまま(好みに合わせて皮を剥いてもOKです)、5㎜幅にカットします。
- 水をはったボウルに10分程度つけ、玉ねぎをカットしておきます。
- 鍋にバターを入れて熱し、カットした紫のさつまいもを入れて、全体にバターが馴染むまで炒め、水を加えます。
- やわらかくなるまで煮たら、ミキサーでペースト状に整え、鍋に戻しましょう。
- 牛乳を加えて温め、塩コショウをサッと振りかけ、お好みでハーブを添えたら出来上がりです◎
~コツ・ポイント~
あっさりしたスープに仕上げたい場合は牛乳をやや少なめに、こっくり濃厚なポタージュにしたい場合は、生クリームを大さじ1プラスしましょう。
まとめ
紫のさつまいもは、なかなか目にすることが少ないめずらしいさつまいもになっているので、今までよりも料理にチカラが入りそうですね。
癒しのカラーとしても知られている紫色のさつまいもなら、感じたことのないような新鮮さ・ナチュラルな甘みに、ココロもお腹も大満足できるかもしれませんよ♪
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