さつまいもは旬の季節になると、ついつい買いすぎてしまったり、いただいたりすることもあり、保存方法に困った経験はありませんか。
常温保存でも比較的長く持つイメージがありますが、気温が高くなり芽が出てしまうことも。
また、すぐに料理に使いたいときは、きれいに洗う手間がかかるため、カットしてあるさつまいもの方が便利ですよね。
さつまいもは、常温や冷蔵ではなく、冷凍保存がおすすめ。そこで今回は、さつまいもの正しい冷凍保存の仕方や活用方法などをくわしくご紹介します。
目次
1.さつまいもの冷凍保存方法
1-1.カットして生のまま冷凍
さつまいもは加熱してから冷凍すると、煮崩れや変色する可能性があるため、生のまま冷凍保存がおすすめです。
生で冷凍する場合は、丸ごと冷凍するのではなくカットしてからにしましょう。約1ヶ月の保存が可能となります。冷凍するときの手順は、以下の通りです。
1.さつまいもを洗う
さつまいもの泥をきれいに洗い流し、ペーパータオルで水気をしっかりと取りましょう。
2.スティック状、いちょう切り、輪切りにカットし、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
調理しやすい大きさにカットして、冷凍用の保存袋へ入れます。
輪切りの場合は、保存袋へ直接入れても問題はありませんが、スティック状・いちょう切り・半月切りなどは切断面が多く、空気に触れる部分が増えることで乾燥しやすいため、小分けにラップに包んでから袋に入れましょう。
袋の中では平らになるように広げ、空気をしっかりと抜いてチャックを閉じてください。
1-2.ペースト状にして冷凍
さつまいもはペースト状にして冷凍するのも便利です。
スイーツやコロッケ、サラダなどさまざまなレシピに活用できますよ。ペースト状にした場合も約1ヶ月の保存が可能となります。
冷凍するときの手順は、以下の通りです。
1.さつまいもを洗う
さつまいもの泥をきれいに洗い流しましょう。
2.さつまいもをカットして水にさらす
さつまいもを輪切りにカットして、皮を厚めにむきます。カットしたさつまいもは、5分程度水にさらし、アクを抜きましょう。
3.電子レンジで加熱する
水気を軽く切ったら、耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジで加熱します。さつまいも1本(300g程度)の場合は、500Wで5分ほどが目安です。
4.さつまいもをつぶす
柔らかくなったら、マッシャーやすりこぎ、フォークなどでさつまいもをつぶします。
5.ラップに包み冷凍用保存袋へ入れて冷凍庫へ
ラップに小分けに包み、冷凍用保存袋に入れて、粗熱が取れたら冷凍庫へ。小さい冷凍用保存袋のときは、そのまま入れてもOKです。
冷凍庫に入れるときは、金属トレイを使用すると早く冷凍できますよ。
2.冷凍したさつまいもの解凍方法・食べ方
さつまいもは単品でそのまま食べてもおいしいですが、料理だけではなくスイーツにも変身する、レシピの多い食材です。冷凍したさつまいもの解凍方法や食べ方を見ていきましょう。
2-1.【輪切り】凍ったまま煮物に
輪切りにしたさつまいもは、凍ったままに物にするのがおすすめ。厚さは1㎝程度にカットしておくといいでしょう。8~10分ほど煮るだけであっという間に完成。
さつまいもは解凍なしで凍ったまま調理した方が、変色を抑えることができます。
2-2.【いちょう切り】さつまいもご飯や汁物に
いちょう切りにしたさつまいもは、炊き込みご飯にもぴったりです。炊飯器でご飯を炊くときにさつまいもを入れるだけ。
お米2合に対して、さつまいも1/2本(150g程度)が目安です。
さつまいもと一緒に鮭やベーコン、かぼちゃなど、他の食材を組み合わせるのもいいでしょう。また、味噌汁などのスープに使うときも、凍ったまま調理することができます。
2-3.【スティック状】芋けんぴや大学芋に
スティック状のさつまいもは、芋けんぴや大学芋など、揚げ物がおすすめです。凍ったまま揚げると、ホクホクした食感を失わず、上手に仕上げることができます。
2-4.【ペースト状】スイートポテトなどスイーツに
ペースト状にしたさつまいもは、スイーツを作るときに役立ちます。スイートポテトやパイにするといいでしょう。砂糖や生クリーム、バターを混ぜて、パンと一緒にジャムのように楽しむのもありです。
おかずとして使いたいときは、サラダがおすすめ。じゃがいものかわりにさつまいもで作るポテトサラダもおいしいです。衣をつけてコロッケにしてもいいですね。
3.焼き芋は冷凍するとアイスのようなスイーツに
焼きいもを冷凍すると、アイスのような絶品スイーツが楽しめるのをご存知でしたか?作り方は、粗熱が取れた焼きいもを、ラップや冷凍用保存袋に入れて冷凍するだけ。
大きさによりますが5~10分程度自然解凍するだけですぐに包丁で切れるので、スプーンですくって食べることができます。バニラアイスや生クリームを添えてもおいしいですよ。
まとめ
さつまいもは常温保存も可能ですが、室温は13℃前後で湿度が高めの場所を好みます。常温保存に適した環境ではない場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存をするときは、使いやすい大きさにカットするか、ペースト状にしましょう。
また、焼きいもがたくさんあって困ったときも、冷凍してみてください。解凍せずそのまま食べると、アイス感覚で楽しめます。
レシピが豊富なさつまいもを上手に保存して、おいしい料理を作りましょう。
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