さつまいもの病気の種類や、発病したときの対策方法!

さつまいもの病気の種類や、発病したときの対策方法!

大切に栽培してきたさつまいも、気が付いたら病気になっていた!なんてこともありますよね。

さつまいもを栽培する上でも対策がとても重要になってきます。

甘くておいしいさつまいもを収穫するためにも、病気や害虫対策を把握しておくことがとても大切になります。

そこで今回は、さつまいもの病気や害虫、対策方法についてご紹介します!

1.さつまいもが病気になったときに現れる症状

1-1.葉の色が褐色になる

褐色に変色したさつまいもの葉
褐色に変色したさつまいもの葉

褐色(かっしょく)とは、黒みを帯びた濃い茶色のことをいいます。葉の色がこのような褐色になってしまった場合は病気に感染している可能性があります。

1-2.葉に穴が空いてしまう

穴の空いたさつまいもの葉
穴の空いたさつまいもの葉

もっとも多いのが、葉っぱが穴だらけになってしまう症状です。葉っぱの穴は害虫の存在を示してくれる証拠です!
放置をしておくと大半の葉っぱがなくなってしまう可能性もあるので、まずは対策をしましょう。

1-3.株がしおれる

株がしおれるといった症状がみられる場合は、土壌病害の可能性があります。そのままにしてしまうと、生育不良となり枯死してしまう事もあるので早期対策が必要です。

1-4.葉が枯れてしまう

元気だった葉が枯れてきてしまうのは、立ち枯れ病の可能性が考えられます。急激に生育が衰えてきてしまうので、早い段階で対策を取らなければいけません。

1-5.白いカビが生える

葉の表面に白い粉のようなカビが見られる場合は、うどんこ病の可能性が考えられます。
放置してしまうと、葉の表面全体が真っ白になるまで繁殖してしまうので早めに対策を取りましょう。

2.さつまいもの病気の種類

2-1.うどんこ病

さつまいもの葉 うどんこ病

うどんこ病とは、名前の通り白い粉のようなカビが生えてしまう病気です。

葉っぱの表面に繁殖するため放置してしまうと葉っぱ全体が真っ白になってしまい、葉や茎が奇形になってしまったり枯れてしまう事もあります。

2-2.つる割れ病

つる割れ病は、日中は下葉がしおれてしまい、夜は元に戻るといったことを繰り返し、最後には株全体がしおれてしまいます

そのままにしてしまうと株元の茎が割れてきてしまい、カビの発生原因にもなってしまいます。

2-3.立ち枯れ病

さつまいもの葉 立枯病

立ち枯れ病は、下葉が黄化してしまいしおれ始めます。そのまま進行してしまうと株全体が枯れてしまいます。

最後には根や茎が腐敗してしまう可能性があります。

3.さつまいもの病気の原因

さつまいも

3-1.糸状菌による土壌病害

つる割れ病や立ち枯れ病の主な原因となるのが、糸状菌による土壌病害です。

糸状菌はカビの一種で、この病原菌が土壌から伝染してしまいさつまいもの根から侵入してきてしまうのです。
病原菌の土壌殺菌消毒が不十分といえる証拠なので、きちんと対策をしなければいけません。

3-2.害虫病害

さつまいもには、いくつもの害虫病害がみられます。主に原因となっている代表的な害虫をご紹介します。

アブラムシ

アブラムシ

アブラムシは代表格とも言える害虫です。葉や茎などに群棲し、植物の汁を吸って生育を阻害してしまうのです。
また、新芽や若葉などに発生することが多く繁殖をしてしまうので注意が必要です。

コガネムシ

コガネムシ

コガネムシは成虫、幼虫共にさつまいもに被害を与えてしまう害虫です。

幼虫は地中で根を食害し、枯れさせてしまいます。成虫は葉を食い荒らしてしまうのです。

サツマイモネコブセンチュウ

センチュウは緑虫とも言われ、土の中のあちこちに棲んでいます。

センチュウは口針で根に穴をあけ中に侵入します。そのためセンチュウが寄生してしまうと、しおれや枯れてしまうといった状態になってしまうのです。

ハリガネムシ

ハリガネムシ

ハリガネムシは幼虫による食害が主になります。名前の通り針金が貫通したような痕を残すのが特徴です。

そのままにしてしまうと食害が広がり、さつまいもの奥深くまで穴ぼこだらけになってしまいます。

3. さつまいもの病気や害虫対策

さつまいも畑

3-1.病気を防ぐための対策

さつまいもがつる割れ病や立ち枯れ病など、病気にならないためにも、あらかじめ対策が必要になります!
まずは健全苗を確保し、発病圃場の種いもは使用しないように気を付けましょう。

植え付け前は苗の消毒を十分行うことが大切です。不十分であることから土壌病害に繋がってしまうのです。

3-2.病気になってしまったら

病気にかかってしまったら、まずは発病してしまった葉や根を早めに切り取って処分をしましょう。

病気によっては伝染してしまう恐れがあるので、殺菌剤などで速やかに治療を行いましょう。

3-3.害虫を防ぐには

害虫はどうしてもやってきてしまうので、最大の悩みでもありますよね。

害虫を見つけたり、食害痕を見つけた場合は早急に殺虫剤や薬剤散布を行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか、さつまいもにもさまざまな病気が存在します。まずは病気の素となっている原因をしっかりと把握し、対策をとることが大切です。

愛情を注ぎ大切に育てているさつまいもだからこそ、こまめにチェックをしておきましょう!

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