スーパーでさつまいもを選ぶときには、やっぱりおいしいさつまいもを選びたいですよね。しかし、野菜コーナーに置いてあるさつまいもは形も大きさも様々。
おいしいさつまいもとはどのような特徴があるのでしょうか。この記事ではおいしいさつまいもの選び方のポイントやさつまいもの保存方法を解説します。
目次
1.美味しいさつまいもを正しく選ぶ方法
1-1.ふっくらとした丸みのある形
身の詰まった美味しいさつまいもは、レモンやラグビーボールのような、中心が太く端が細い形をしています。
ふっくらとした形で、丸くなりすぎていないものを選びましょう。
中央が膨らんでいれば膨らんでいるほど良いのかというと、そういうことでもありません。中央が膨らみすぎているものは、成長の段階で深い位置で身を付けてしまい、地中が固いせいで実がキレイに伸びなかった可能性があり、その場合は十分な糖度が蓄えられていない可能性があります。
丸すぎず、細すぎないものを選ぶ
同じ株で育ったさつまいもでも、地上に近いところのさつまいもは、土が柔らかいため縦に伸びますが、地中深くで育ったさつまいもは縦には大きくなれない分、横に大きくなる傾向があります。
地中の深いところでは、水分や栄養が十分にあるため、身に栄養を蓄えなくても良いのですが、地表から浅いところでは、水分がどんどん無くなる太陽の近くで生き抜くため、身に栄養を蓄えることで甘さが強くなると言われています。
1-2.身が詰まって重たいもの
さつまいもは、持った時にずっしりと重みを感じるものが良いです。軽いさつまいもは繊維質が多くなってしまい、ボソボソとした食感になっている場合があります。
1-3.表面に凹凸やひげ根の少ないものを選ぶ
さつまいもの表面には窪みがありますが、この窪みが浅い方が繊維質が少なく、甘く食べやすいさつまいもです。
逆に窪みが深かったりひげ根の多いさつまいもは、身が痩せてしまっていて、味が落ちている可能性があります。
1-4.皮がキレイで、艶があるものが良い
皮が艶っぽく手触りの良いさつまいもは、身のキメも細かく食感が柔らかい傾向があるので、凹凸が少なく手触りの良いものがお勧めです。ですが、皮の一部が変色していたり、傷のあるものは中が傷んでいる場合があるので避けましょう。
1-5.蜜が出た後がないか
さつまいもは、カットされた両端に黒っぽい液の跡がついていることがあります。これは、さつまいもの甘い蜜が溢れてついたものなので、この跡があるさつまいもは、糖度の高い甘いさつまいもの可能性が高いです。
2.甘くて美味しいオススメのさつまいもの品種
2-1.安納芋
安納芋は、さつまいもの出荷量日本1を誇る鹿児島県の種子島で作られるさつまいもです。皮が赤い「安納紅」と、そこから派生した皮の色が白い「安納こがね」などの種類があり、種子島でしか栽培することができない希少なさつまいもです。
身の水分量が多く焼き芋にするととろけるような食感になるのが特徴です。
2-2.シルクスイート
シルクスイートは、レモンのような中央がふっくらとしていて両端が細い形をしていて、紅色のやや小ぶりで、中の身は白〜クリーム色な見た目をしているさつまいもです。
2012年に開発された新しい品種ですが、テレビでも取り上げられるほど人気な品種です。
2-3.なると金時
中身が黄金色をしている芋を金時(きんとき)芋と呼んでいたことから、「なると金時」と名づけられました。
見た目も鮮やかな黄金色のなると金時は、栗のようにホクホクとした食感と、糖度が高めなのが特徴な品種です。
定番の焼き芋はもちろん、菓子の材料などにもよく使われておりスウィートポテトなどにもおすすめです。
2-4.紅はるか
紅はるかは蒸し芋にしたときの糖度が高く、食べてみると強い甘さにもかかわらず後口はすっきりした感じの上品な甘さを感じることができます。
加熱するとしっとりとした食感に成り、焼いた時の甘さはあの安納芋とも比較されるほどです。
3.さつまいもを保存する際の注意点
さつまいもを保存する際は、土を水で洗い落としてしまうのは厳禁です。
水で洗い流してしまうと傷がついて部分から腐りやすくなってしまうため、さつまいもを保存する際は土は洗い流さないようにしましょう。
さつまいもの正しい保存方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
おいしいさつまいもの選び方について解説しました。形や丸み、皮がきれいで艶があるかどうかなどを確認しましょう。
おいしいさつまいもを購入して保存する際は、水洗いなどをしないように気をつけてくださいね。
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