さつまいもが苦いのは栄養がたくさんある証拠?さつまいもの苦味の正体と腐れの見分け方

さつまいもが苦いのは栄養がたくさんある証拠?さつまいもの苦味の正体と腐れの見分け方

みなさん、さつまいもを食べて苦味を感じ、食べても大丈夫なのか?腐っている?と疑問に思った経験はありませんか?

さつまいもは甘いというイメージが強いのでびっくりしたことがある方は多いと思います。

ここではさつまいもの苦味とは何か、見分け方等も一緒に見ていきましょう!!

1.結論!さつまいもは苦くても食べれる!

さつまいもは苦くても食べられる

さつまいもに含まれる苦味はヤラピンクロロゲン酸という成分が原因だったのです。

ヤラピンはさつまいもにしか含まれない独特の成分で断面から出てくる白い液体のこと。

クロロゲン酸はコーヒー等にも含まれるポリフェノールの一種の成分で、さつまいもにも含まれます。

抗酸化作用がある物質とされており、近年では脂肪の蓄積を抑える働きなども期待されている成分で、人体に害は無く、安心して食べられるんです!

2.苦味の正体であるヤラピン・クロロゲン酸とは?

2‐1.ヤラピン

さつまいも

ヤラピンの苦味はさつまいもにしか含まれない栄養分で、その栄養分が強いと苦味を感じます。

ヤラピンは皮から5㎜以内の所に多く含まれている為、表面に出てきて皮が黒くなったり、切った断面の黒い斑点はヤラピンなんです。

身体に悪い影響はなく、腸の働きを活性化させる効果があり、昔から便秘薬として重宝されてきています。

このヤラピンの便秘薬としての効果はさつまいもに豊富に含まれる食物繊維との相乗効果により、いっそう便秘解消の効果が期待されています。

2-2.クロロゲン酸

クロロゲン酸の苦味の原因は灰汁(アク)です。

身体に有害なものではなく、さつまいもの場合はクロロゲン酸というポリフェノールの一種で、野菜や果物と同等以上に含まれており、健康な身体を保つために必要な成分とされています。

また、クロロゲン酸には抗酸化作用がある物質とされており、近年では脂肪の蓄積を抑える働きなども期待されている成分で、人体に害は無く、安心して食べられるんです!

そして、さつまいもが緑色や黒色っぽく変色してしまうのは、この灰汁(アク)が原因です。

実際に調理する前は切ってから10分くらい水にさらすと変色を抑えることができるのでぜひ試してみてください!

3.こんなときは食べるのをやめて!

3-1.腐っている場合

表面のハリが無く、酸っぱい匂いがしたら腐っている可能性が高いです!

腐敗が進んでいるものは食べるのを控えましょう。

腐ったさつまいも
腐ったさつまいも

3-2.カビが発生していた場合

カビ

白く、ふわふわしているようなものが付いていたら、それはカビです!

切り落とすか、廃棄し食べないようにしましょう。

ただ、黒色や緑色に変色しているのはカビではなく、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が酸化したことで起こる現象です。

腐っているわけではないので食べても大丈夫です!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

さつまいもの苦味の成分はヤラピンとクロロゲン酸で、その成分は身体の中の美と健康の決め手となるものだったんです!

カビなのか腐れなのかをしっかり見極めて、楽しく美味しくさつまいもを摂っていきましょう!