さつまいもの葉っぱは食べられる!その栄養素とおすすめレシピ2選

さつまいもの葉っぱは食べられる!その栄養素とおすすめレシピ2選

1.さつまいもは葉っぱも大事な栄養素

さつまいもの葉が食べられるのをご存知ですか?実は…さつまいもの葉には身体にうれしい栄養が含まれていて、さつまいも自体よりも葉の方が多く含まれている栄養もあるのです!
さつまいもの葉を使った簡単でおいしいレシピについてご紹介しますので、収穫した際に出てきたさつまいもの葉も捨てずに、ぜひ調理して食べてみてくださいね!

1-1.葉っぱの方が多く含まれる“ビタミンC”

さつまいもの葉

その一つのビタミンCはコラーゲンの構築の際に補酵素として機能する事や、抗酸化作用など、様々な生体機能に関与しています。人は体内でこれを合成出来ないため食べ物から摂取する必要があります。

ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないので、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などが起こり、イライラしたり、顔色が悪くなるということも見られます。

また、毛細血管や歯などを正常に保ち、皮膚のメラニン色素の生成を抑えるので、日焼けを防ぐ美容にも繋がります

最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止も期待されています。

1-2.豊富な健康効果

健康のイメージ

さつまいもの葉にはビタミンCの他にも、ビタミンB2やミネラル成分などが豊富に含まれています。

エネルギー代謝アップ

ビタミンB2は皮ふや粘膜の健康維持を助けるビタミンで、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにする代謝を支える重要な働きをしています。

貧血予防にも!

ミネラル成分は葉に多く含まれ,特に鉄分・カルシウム・マグネシウムと食生活で不足しがちな栄養の含有量が高いです。
鉄分が不足すると、貧血を引き起こす原因となり他にも集中力の低下や、頭痛、食欲不振などの症状があります。また、筋力低下や疲労感といった症状も起こりますので、日頃の食事で鉄分を摂取することが大切です。

骨や歯の大切な成分に

カルシウムは骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用も促進します。

血圧の維持に役立ちます

マグネシウムも50~60%が骨に含まれている重要な栄養で、神経の興奮を抑えたり、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

腸から元気になりましょう!

通常食べている、さつまいもにも含まれていますが、さつまいもの葉にも食物繊維が含まれています。その中でも特に不溶性食物繊維が多く、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。

血液サラサラにダイエット効果も期待!

ポリフェノールは、植物が光合成を行うときにできる物質で、活性酸素の働きを抑える「抗酸化作用」があります。
その中のクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、血液をサラサラにする効果もあり、脳梗塞や心筋梗塞などの急な病や生活習慣病を予防すると言われています。また、脂肪分解酵素を阻害することで、脂肪が体に吸収されるのを抑制するのでダイエット効果も期待されています。

2.さつまいもの葉っぱを使ったおすすめレシピ2選

2-1.さつまいもの葉とベーコンの炒め物

さつまいもの葉とベーコンの炒め物
画像はイメージです

使用する材料

○さつまいも葉と茎・・・200g
○ベーコン・・・3〜4枚
○ウスターソース・・・大さじ1

作り方の手順

1.さつまいもの葉と茎を水でしっかりと洗って土を落としてバットに並べておく。固い茎の部分は取り除いておく。
2.ベーコンを細めにカットして、さつまいもの葉(ざく切り)と茎(5センチ位)を切る。
3.少し油を引いて、先にベーコンから炒めて火が通ってくると、さつまいもの葉と茎を加える。
4.手早く炒めて、ウスターソースを加えてさらに炒める。

作り方のコツ

火を通し過ぎるとしゃきしゃき食感がなくなるので、さっと炒めるのがポイント。和風にしたい時は醤油で味付けるのもおすすめです。

2-2.さつまいもの葉のにんにく炒め

さつまいもの葉のにんにく炒め
画像はイメージです

使用する材料

〇さつまいも葉と茎・・・200g
〇ごま油・・・大さじ1.5
〇にんにく・・・3かけ
〇料理酒・・・小さじ1
〇塩コショウ・・・適量
〇長ネギ・・・大さじ1

作り方の手順

1.フライパンにごま油とにんにくをいれて火にかけ、こげないように気を付けながら香りが出るまで炒める。
2.茎を先にいれて、少しして葉を投入してさっと炒める。
3.長ネギを加えて酒、塩コショウで味付けして出来上がり。

作り方のコツ

油揚げを追加して、おひたしにしても美味しく仕上がります。

まとめ

さつまいもの葉を食べるのは、現代ではあまりなじみがありませんが昔から日本人の飢饉を救ってきました。また、さつまいもの葉は中華料理でもよくつかわれる「空芯菜」の親戚です。

ぜひ、レシピを参考に美味しく栄養満点なさつまいもの葉を食事に取り入れてみてください。