パサパサのさつまいもは選ばない!パサつく原因と見分け方

パサパサのさつまいもは選ばない!パサつく原因と見分け方

さつまいもはやっぱり、あまーくてほくほくしっとりが美味しいですよね!

そんなさつまいもがおうちで食べたい!と思うのですが、せっかく買ってきたさつまいもが、いざ食べようと思ったらパサパサになっていることってありませんか?

なぜ、さつまいもはパサパサになってしまうのでしょうか。

パサパサさつまいもを選ばないようにする見分け方のコツや、パサパサになったさつまいもを少しでもしっとりさせるコツをお伝えします!

これでいつでもしっとりあまーいさつまいもが、食べられるようになります!

1.さつまいもがパサパサになる原因

さつまいもがパサパサになるのは2つの原因が考えられます。

ひとつは調理する前にパサパサになっているか、調理方法が悪くてパサパサになるかです。

両方の原因を知ることで、しっとりさつまいもを食べることができます!

1-1.さつまいもが熟成していない

ぱさついたさつまいも

さつまいもの旬と言えば秋。秋になったら焼き芋も食べたくなるのですが、実はさつまいもは収穫してすぐに食べても甘くありませんし、パサパサです。

さつまいもは一定温度・湿度で貯蔵することで、さつまいもに含まれるデンプンが糖に変わって、しっとり甘いさつまいもになります。これを「糖化」といいます。

最低でも3か月は熟成させることが必要なので、収穫してすぐのさつまいもを食べるのは避けるようにしましょう。

1-2 電子レンジで短時間調理をした

電子レンジの通常加熱だと強力すぎて一気に加熱しすぎてしまいます。

また、電子レンジ調理では水分が抜けていってしまうのと、さつまいもだけの水分量では足りないので補う必要があります。

低いW数でキッチンペーパーに水をしみこませて加熱するなどしましょう!

2.パサパサではない美味しいさつまいもの見分け方

2-1.さつまいもの皮の色とツヤと形

さつまいもの皮の色が濃くて、ツヤがあり、ハリのあるさつまいも

さつまいもの皮の色が濃くて、ツヤがあり、ハリのあるものがよいです。

これがあるものは中の水分が抜けすぎておらず、生芋状態での水分をしっかりと保持しています。

形はラグビーボールのような真ん中が太くて、端に行くほど細くなっているもので、ずっしりと重たいものがおススメです。

2-2.さつまいものくぼみが浅いもの

くぼみの浅いさつまいも

さつまいものくぼみが浅いのがおいしいさつまいものポイントです!

くぼみが深いものは繊維が多くパサパサに感じやすいです。

なので、でんぷん質が多く繊維が少ないようなものを選ぶことがポイントです!

2-3.切り口に蜜があるもの

さつまいも

両端のさつまいもの切り口に少しでもがついているものはしっとり甘い可能性があります。

あめ色になっていたり、蜜が乾いて黒くなっているものは、間違いなく甘いはずです!

パサパサと感じる原因は水分量だけでなく糖が少ないものも、パサパサに感じやすいです。

糖は水分を保持してくれる役割があるので甘そうなさつまいもを選ぶことをおすすめします!

3.少しでもしっとりさせて美味しく食べる方法

3-1.家で熟成させる

さつまいもを熟成させる

もし、買ってきたさつまいもが収穫したばっかりで熟成されていない状態だったら、家で少し熟成をさせましょう。

さつまいもをひとつずつ新聞に包んで、あまり乾燥していない、14℃くらいの室温の場所に置いておきましょう。

2週間位おいてみると、少ししっとりして甘みが増しているはずです。

まったく熟成していないさつまいもでしたら、様子を見ながら2か月くらいは熟成させることができます。

※期間は大きさや温度など環境によって異なります。

ただ、ビニール袋に入れないようにしてください。また、さつまいもに傷がないか事前に確認して行ってください。

3-2.オーブンで焼き芋

アルミホイル焼き芋

おうちで焼き芋をする際は電子レンジではなく、オーブンの方がおススメです。

さつまいものでんぷんは60~70度の温度帯で糖化するのでその温度帯に長くいることで甘さが引き出されるためオーブンがおすすめなんです!

では、その作り方をご紹介します!

①さつまいもを水洗いして、アルミホイルで包みます。大きい場合はキッチンペーパーを先に巻いてから、アルミホイルで包むとよいです。

②大きさによりますが160度で90分、じっくり焼くとデンプンが糖に変わるので蜜が出てきてしっとり甘くなります。竹串をさしてスーッと通るまで温めましょう。

3-3.おさつバター

おさつバター

一度、パサパサになってしまったものはおさつバターにするのがおススメです。

パサパサになってしまったさつまいもはもう一度温めてもしっとりするどころか、余計に水分が抜けてしまってパサパサになってしまいます。
そこで、おすすめなのがバター

さつまいもを輪切りにして、中火に熱したフライパンに有塩バターを溶かしてから、さつまいもを加えて全体に火が通り、焼き色が付くまで3分ほど焼きます。

お好みではちみつや彩りにパセリを上からかけるとキレイに仕上がります。

※はちみつを使用する場合は1歳未満(乳幼児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。

まとめ

パサパサのさつまいもの原因や見分け方をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

食べようとしたさつまいもがパサパサだったらショックですが、あきらめずにさつまいもをよりしっとり、甘く食べる方法を参考に、ぜひご自宅でも試してみてください。